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撮った後でも手ブレ補正ができる――オリンパス「μ810」レビュー(4/5 ページ)

コンパクトデジカメでトレンドの「ブレ対策」に、“撮影後の手ブレ補正”という新提案を持ってきたのがオリンパスの「μ810」。デザインや操作性など基本性能も大幅に改善されたこの注目機の実力を探ってみた。

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分かりやすさと使いやすさで初心者にも最適

 写真の再生は、モードダイヤルを再生にあわせる必要があり、撮影モードでのQUICK VIEW的な機能は省かれている。23万画素という高解像度を生かし、サムネイルは最大25コマまで表示可能。

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よけいな文字表示はせず、ひたすら写真を並べるサムネイル画面。せっかくの高解像度液晶なのだから、個人的にはこうあるべきだと思う

 カレンダーベースのインタフェースも備えており、ズームレバーをワイド側に送るだけでなく、メニューから「カレンダー」を選ぶとすぐにカレンダー表示に切り替えられる。再生速度は必要十分。

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カレンダー表示も可能

 カメラ内での編集機能も充実しており、リサイズやトリミングだけでなく、赤目補正や明るさ調整、鮮やかさの調整といった補正機能も備えている。アルバムを使った画像管理も可能だ。

 μ810は、これまで通りJIS保護等級4相当という生活防水を備えており、多少の雨や水しぶきの中でも撮影できるという得難いメリットを備えつつ、その一芸に秀でただけのカメラではない。進化したGUIDE機能は初心者に使いやすく、手軽なブレ軽減設定やシーンモードで、たいていのシーンは対応できる。いろいろな場所に気軽に持ち歩けるカメラだ。

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電源はリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数はCIPA規格で約250コマ。記録媒体はxDピクチャーカードで約28.4Mバイトの内蔵メモリも備えている

作例

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レンズの焦点距離は35ミリ相当からとなり、これまでの38ミリよりわずかに広角寄りになった。
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同じ場所からテレ端での撮影
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ストロボはなかなか適切な発光量で、質感がよく出ている
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細部までしっかりと描写されており、好印象だ

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