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大と小、フルHDの競演:第2回国際フラットパネルディスプレイ展(2/2 ページ)
第2回国際フラットパネルディスプレイ展が開幕した。松下の103型PDPやソニーの82型液晶といった大型展示が存在感を示す一方、パイオニアの50型プラズマモニターなど、従来は難しいとされていた大きさでフルHDを実現した製品にも注目が集まっている。
パイオニアブースでは、同日発表した50型フルHDモニター「PDP-5000EXをBlu-rayプレーヤーと組み合わせて展示していた。詳細は別記事に譲るが、昨年のCEATEC JAPANで試作機を展示してから短期間で製品に仕上げた点は驚き。
フルHD解像度はもちろんだが、チューナーを省く代わりにHDMI×2やDVIを含む6系統の入力を備えたモニタースタイルがマニア心をくすぐりそう。価格は105万円。
さらに小さいフルHD PDPもあった。富士通日立プラズマディスプレイブースには、昨年12月に発表した42V型フルHD PDPの試作機が展示されている。高輝度/高開口率が特徴のALIS方式をベースに、画素を隔てるリブをスリム化するなどして207万画素を実現したもので、2007年春に量産を開始する予定だという。
Display 2006の会期は4月21日まで。当日入場料は5000円だが、公式サイトで登録を行うと、無料の招待券引換証をプリントアウトできる。開場時間は10時から17時まで。
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