第46回 観光写真と楽しさの関係:今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)
春は行楽シーズン。行楽といえば欠かせないデジカメ。というわけで、今回は、観光写真の撮り方。観光写真は「観光」であると同時に、楽しい「おでかけ」だ。観光を楽しみながら撮ってみよう。
お遊び写真を撮ろう
鎌倉といえば長谷の大仏。大仏の場所は結構開けていて、いろんな位置から撮れて楽しい。
大仏と一緒に記念写真、ってだけでも、大仏の近くに立ってもらえば、このように大仏と人の大きさの違いが出るような写真になるし(もちろん本当はもっと大きさに差があります)、逆に人をもっと手前において望遠側で撮ると、大仏と近いスケールで迫力ある写真になる。
ではせっかくなので、「普通の観光写真」ではなくて大仏と(あるいは大仏で)遊ぼう。
といっても写真で遊ぶんだけど、デジカメだと撮った写真をその場で見られるから、ここで見せるような「ヘンな」写真を撮って遊ぶとすごく盛り上がったりする。
てなわけで手前の蓮のブロンズと重ねて撮ってみました。名付けて、「大仏さまガスマスク着用中」。その場で思いついて撮ってみたら、ちょっとウケました。
角度を変えればこんなお遊び写真も。
実は雨が降って来ちゃったので、彼女は大仏の脇にある屋根の下で雨宿り中。そんなときに思いついた1枚。立ってもらうと、彼女の顔と大仏の顔がちょうどいい高さになったのだ。
そこでこんな衝撃的な写真を撮ってみました。いいのかな。ばちがあたりませんように。ちなみに彼女は屋根の下にいてちょっと影で暗くなったので、フラッシュを焚いている。昼間のフラッシュはこのようにとても便利なのだ。
最後は記念写真。
ふたりで遊びにいくと、たいていどちらか片方の写真しか残らない。その辺の誰かに撮ってもらったりセルフタイマーを使ってもいいけど、小道具を使ってみるという手もある。
三脚の先にデジカメをつけて、三脚を手で持って自分撮りだ。シャッターは自分で押せないのでセルフタイマーを使うんだけど、ほかに人がいないときは三脚を立てる場所がないときなんか、気軽に背景と自分たちを一緒に撮れて楽しい技だ。三脚を使う分、ただ手を伸ばすだけより距離を稼げるので、広い範囲を撮れるのがポイント。
フラッシュを使ってないバージョンと使ったバージョンの2枚撮ってみた。やっぱ背景に空が入るときはフラッシュを使った方が顔が明るく撮れていいね。
そんなわけで最後はちょっとお笑い系に走りつつ締めてみた。観光写真は「観光」であると同時に、楽しい「おでかけ」。遊び心を持って撮ると、記念写真の枠を越えた楽しさも記録できる。
観光は楽しく面白く。
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