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エプソン、レンジファインダーデジカメ「R-D1」をアップデート
セイコーエプソンは、レンジファインダーデジカメ「R-D1」のファームウェアアップデーターを公開した。バージョンアップにより「R-D1s」と同等の性能となる。
セイコーエプソンは6月5日、同社のレンジファインダー式デジタルカメラ「R-D1」のファームウェアアップデートを開始した。同社サイトより無料ダウンロードできる。
R-D1に適用することで、2006年3月発売の「R-D1s」と同等の機能にするアップデーター。従来はJPEGで10倍、RAWが2倍までだった画像拡大機能がともに最大16倍まで可能となるほか、「Adobe RGB」モードへの対応、RAWとJPEG画像の同時記録、クイックビュー機能の追加、長時間露光時のノイズ低減、連写機能などの向上が図られた。
注意事項として、アップデート後に元のファームウェアに戻すことができず、フル充電時の撮影可能枚数が少なくなることが挙げられている。CIPA基準に準拠した場合は360枚で変更はないが、1分間に6枚を一定間隔で撮影し、電源をOFF(フラッシュなし、シャッター速度1/250、ISO200、JPEG(N)、WB 晴天固定)を繰り返す撮影条件では、アップデート前が約1000枚であるのに対し、アップデート後では約900枚になるという。
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