日本レコード協会は7月18日、同協会加盟全社の集計による2006年6月度(2006年6月1日〜30日)及び2006年上半期のレコード生産実績を発表した。
6月度の音楽ソフト生産実績は数量で前年同月比83%の2719万枚、金額で同84%の322億円。上半期の合計は数量で前年同期比108%の1億6603万枚、金額で同104%の1937億円となり、金額/数量ともに前年同時期を上回った。昨年度下期も前年同時期を上回っており、緩やかながらも音楽ソフトの生産数は上向いているといえる。
大きな要因となっているのは音楽ビデオ(DVD/ビデオカセット/LDその他を含む)の出荷数量増で、上半期合計では前年同期比147%の2330万枚(金額では268億円/同116%)と大きな伸びを見せている。CDも上半期合計では前年同期比104%の1億3887万枚(金額では1635億円/同102%)と堅調な伸びを示している。
落ち込みが目立つのは8センチCD。上半期合計では前年同期比62%の61万枚(金額では1億1500万円/同75%)となっており、同じく減少傾向にあるアナログディスク(前年同期比86%)やカセットテープ(92%)よりも出荷数量の落ち込みが目立っている。
関連記事
- レコ協、音楽配信にも「ゴールドディスク」
日本レコード協会は今秋より携帯電話向けを含めた有料音楽配信のチャートを公開開始する。着うた月間チャートのほか、ダウンロード数集計によってゴールドやプラチナ、ミリオンといった認定も行う - レコ協、2006年第1四半期 音楽配信売り上げ実績を発表
日本レコード協会は協会加盟42社の集計による2006年度第1四半期の音楽配信売り上げ実績を発表した。PC/携帯向けのいずれも増加しているが、携帯向けは鈍化傾向も現れ始めている。 - 音楽ソフトの年間生産実績、金額ベースで7年ぶりにプラス
日本レコード協会によると、2005年度の音楽ソフト生産実績は3億6735枚/巻(前年度比109%)、4313億円(同104%)となり、金額で7年ぶりに前年実績を上回った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.