キヤノン、シリーズ初の手ブレ補正搭載機など「PowerShot A」新モデル
キヤノンがコンパクトデジカメ「PowerShot A」シリーズの新製品3機種を発表した。シリーズ初の手ブレ補正搭載機や10メガCCD搭載機などを用意
キヤノンは8月24日、コンパクトデジカメ「PowerShot A」シリーズの新製品「PowerShot A710 IS」「PowerShot A640」「PowerShot A630」を9月上旬より販売開始すると発表した。価格はすべてオープンで、実売想定価格は「PowerShot A710 IS」が3万8000円前後、「PowerShot A640」が4万5000円前後、「PowerShot A630」が4万円前後。
レンズシフト式手ブレ補正機能を搭載した「PowerShot A710 IS」
PowerShot A710 ISは光学6倍ズームレンズによって、35ミリ換算で35〜210ミリの望遠撮影が行える「A700」の後継機種。ISO 800の高感度撮影に加えて、Aシリーズでは初となるレンズシフト式手ブレ補正機能を搭載することで、使い勝手を向上させた。
1/2.5インチ 710万画素の原色フィルター付きCCDを搭載し(A700は600万画素)、最大で3072×2304ピクセルの高精細撮影が可能だ。記録メディアにはSDメモリーカード/SDHC/MMCが利用可能。電源には単三形アルカリ乾電池×2本で、約100枚の撮影が可能(CIPA基準値)。サイズは97.5(幅)×41.2(奥行き)×66.5(高さ)ミリで重さは約210グラム(本体のみ)。
10メガCCD搭載の「Power Shot A640」、8メガCCD「A630」
PowerShot A640/630は、昨年2月に発表したA620/A610の後継モデル。映像処理エンジン「DIGIC II」はそのままに、A640は同社コンパクトデジカメとしては初となる10メガピクセルのCCDを搭載した(A630は8メガピクセルCCD)。
CCDの大型化によって、最大で3648×2736ピクセル(A640)/3264×2448(A630)という高精細な記録が可能となった。また、デジタルズーム領域までテレ側での一時停止なしにズームする「セーフティズーム」、中央部のデータを切り出すことでテレコンバーターとして利用する「デジタルテレコン」といった新機能も搭載。
ISO 800相当までの高感度撮影機能も引き続き搭載し、レンズは沈胴式の光学4倍ズームレンズ(35ミリ換算 35〜140ミリ)を備える。自由なアングルでの撮影を可能にするバリアングル背面液晶も踏襲されているが、サイズは2インチから2.5インチに大型化された。対応記録メディアはSDメモリーカード/SDHC/MMC。本体サイズは両モデルとも109.4(幅)×49(奥行き)×66(高さ)ミリ、約245グラム。
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