パイオニア、1080pに対応したマルチチャンネルAVアンプ
パイオニアは、HDMI(ver.1.2)端子を備え、1080pの映像入出力に対応するハイスペックAVアンプ「VSA-AX4ASi」と「VSA-AX2AS」を発表した。10月上旬の発売。
パイオニアは9月13日、1080p入出力に対応するハイスペックAVアンプ「VSA-AX4ASi」と「VSA-AX2AS」を発表した。10月上旬の発売で、価格はVSA-AX4ASiが18万8000円、VSA-AX2ASは15万3000円。
どちらもHDMI(ver.1.2)端子を備え、1080pのフルHD入出力に対応した。また、VSA-AX4ASiは音声入力端子としてi.LINK端子を搭載し、DVDオーディオやSACDの音声をジッターレスで伝送できる。
同社独自の3次元音場補正システム「Advanced MCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)」や、マルチチャンネル再生時に発生する低音域のズレを解消する「フェイズコントロール」技術を採用しており、より音源に近いクリアなマルチチャンネル再生が行える。
入力された信号をアップ/ダウンコンバートし、ディスプレイ環境に応じた信号を出力できる「デジタルビデオコンバーター」を搭載した。また、アナログビデオの480i/p信号を1080i/720p信号にアップスケーリングする「ビデオスケーラー」機能を使うことで、ビデオやLD、DVDビデオの信号をHDMIに変換して出力することが可能。さらに、ファロージャ製DCDi技術を採用した「I/P変換」により、画像や文字の曲線部分の輪郭を自然で滑らかに表現できる。
iPod接続用端子やUSB端子(VSA-AX4ASiのみ)を備え、ポータブルオーディオを接続した利用も可能。MP3やWMA、MPEG-4、AACなど圧縮音声ファイルで失われる高低音域を補正する「サウンドレトリバー」も搭載した。独自アルゴリズムを用いたDSP処理により、音本来の厚みや奥行き感も再現するという。
独自の「ダイレクト エナジー パワー エンジン」をパワーアンプに採用したほか、モジュールの小型化とローインピーダンス化を実現し不要輻射の低減が可能となった。出力レベルの変化によらず高い音質を保つ温度変化補償回路を備える。
実用最大出力は、VSA-AX4ASiがフロント220ワット×2/センター220ワット/サラウンド220ワット×2/サラウンドバック220ワット×2、定格出力160ワット×2。VSA-AX2ASはフロント200ワット×2/センター200ワット/サラウンド200ワット×2/サラウンドバック200ワット×2、定格出力150ワット×2。
VSA-AX4ASiの主な入出力端子は、HDMI端子×4、i.LINK端子×2、USB端子×1、コンポジット端子×7、Sビデオ端子×5、コンポーネント×3、D4×2など。VSA-AX2ASはHDMI端子×3、コンポジット端子×7、Sビデオ端子×5、コンポーネント×3、D4×2など。どちらも、同社製品との連携を容易にする「SR+」端子を備える。
サイズは両製品とも420(幅)×464(奥行き)×188(高さ)ミリ。重さはVSA-AX4ASiが16.2キロ、VSA-AX2ASが16.1キロ。
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