顔検出機能を搭載したコンパクトデジカメ「FinePix F31fd」
富士フイルムは顔検出機能を搭載したコンパクトデジカメ「FinePix F31fd」を11月中旬より販売する。最短約0.05秒でヒトの顔を検出してくれる。
富士フイルムは10月26日、コンパクトデジカメ「FinePix F31fd」を11月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万6800円前後。
新製品はFinePix F30(レビュー)をベースに顔検出機能を追加したモデル。すでにPhotokinaには展示されていたが、国内での販売も決定したという訳だ。
搭載されている顔検出機能は最短約0.05秒でフレーム内の人物の顔を検出、ピントと明るさを自動設定する。加えて、その検出された顔がきれいに撮影できるよう、露出も最適化されるほか、最適な発光量と感度を自動設定して白とびを防ぐ「iフラッシュ」とも連動する。
この検出機能は最大10人までの顔を自動検出するので、パーティーや誕生日会などでも有効に利用できるほか、背面液晶での再生時にも有効なので、プレビューを見ながらピントや明るさの確認ができる。
撮像素子は第6世代の1/1.7型有効画素数630万画素の「スーパーCCD ハニカムVI HR」。映像エンジン「リアルフォトエンジンII」の搭載により、ISO 3200という高感度設定での撮影を可能にした。画像信号からノイズを分離して排除するダブルノイズリダクションを強化した結果、解像度が高く色再現性に優れた画質を実現したという。
レンズは光学3倍の「フジノン」レンズを搭載。35ミリ判換算で36〜108ミリに相当し、開放F値はF2.8〜5。
ISO感度とシャッター速度が自動設定して手ブレと被写体ブレを防ぐ「ブレ軽減モード」を備えるほか、一度のシャッターでノンフラッシュ撮影とフラッシュ撮影を行う「高感度2枚撮り」機能や、シャッターを押している間連写し、指を離した直前の3コマのみを記録する「サイクル連写」なと多彩な撮影モードを備える。
高速なワイヤレス転送を可能にする「高速赤外線通信(IrSimple)」機能を搭載しており、同社の「Pivi」などの対応プリンタや携帯電話などに撮影した画像を転送できる。
記録メディアはxD-ピクチャーカードで、本体は10Mバイトのフラッシュメモリを内蔵している。付属バッテリーで最大約580枚(CIPA規格)の撮影が可能。サイズは92.7(幅)×27.8(奥行き)×56.7(高さ)ミリ、電池込みの重さは約195グラム。
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