アディダス、心拍計が装着可能なハイテクランニングウェア
アディダス ジャパンはスポーツ用心拍計メーカー ポラールとのコラボレーション製品「プロジェクト フュージョン」を発売する。ウェアに計測器をピン止めするだけで運動中のデータがリアルタイムで確認できる。
アディダス ジャパンは11月5日、スポーツ用心拍計メーカー ポラールとのコラボレーション製品群「プロジェクト フュージョン」を12月下旬より販売開始すると発表した。
この製品群はポラールのスポーツ用心拍計「POLAR RS800sd」を快適にランナーへ身につけて利用してもらう目的で開発された。ランニングウェア「アディダス フュージョン レンジ」とシューズ「アディススター フュージョン」で構成される。
ウェアはTシャツタイプ(POLAR S/L Tee)、ノースリーブタイプ(POLAR S/S Tee)、タンクトップタイプ(POLAR W bra l.i)の3種類が用意されており、価格は7245円/7665円/6615円。対応シューズ「アディススター フュージョン」は1万4595円。スポーツ用心拍計「POLAR RS800sd」は8万4000円(販売はキヤノントレーディング)となっている。
POLAR RS800sdは心拍数を計測する計測器「Polar WearLink トランスミッターW.I.N.D」とランニングの速度/距離を計測するセンサー「Polar s3 ストライドセンサーW.I.N.D」、これらの情報を収集して記録する腕時計型レシーバー「Polar RS800ランニングコンピューター」からなる。計測器/センサー/レシーバー間はワイヤレスだが、これまでならば計測器を専用ベルトで胸部に固定し、センサーをシューズにヒモなどで固定する手間が必要だった。
新製品を利用すれば、ウェア(アディダス フュージョン レンジ)の胸に計測器をクリップで固定し、シューズ(アディススター フュージョン)の靴底に設けられたくぼみにセンサーをセットするだけでOK。シューズへのセンサー取り付けや、胸部ベルトなどのストレスからは解放される。
ランニングウェアには特殊繊維が搭載されており、POLAR RS800sdの心拍数測定システムと連動して心拍数をモニター、情報はワイヤレスで腕時計型レシーバーへ送信される。同じくシューズにセットされたレシーバーからもワイヤレスで情報が送られる。測定されたすべての情報は腕時計型レシーバーでリアルタイムに確認可能なほか、「POLAR RS800sd」には測定結果を管理・管理するソフト「プロトレーナー5」も付属する。
販売はアディダス直営店8店舗(アディダス パフォーマンスセンター池袋/アディダス パフォーマンスセンター名古屋/アディダス パフォーマンスセンター大阪/アディダス コンセプトショップ札幌/アディダス コンセプトショップ銀座/アディダス コンセプトショップ原宿/アディダス コンセプトショップ横浜/アディダス コンセプトショップ福岡)で行われる。スポーツ用心拍計「POLAR RS800sd」も上記ショップで購入可能だ。
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