ニコン、実売6万円のエントリー向けデジ一眼「D40」
ニコンが、エントリー向けデジタル一眼レフカメラ「D40」を発表。ボディの市場想定価格は6万円前後。18-55mmズームとのセットが7万円前後、さらに55-200mmを加えたダブルズームキットが9万円台前半。
ニコンは11月16日、デジタル一眼レフカメラ「D40」を発表した。12月1日から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は6万円前後。「AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II」をセットにした「D40レンズキット」が7万円前後、「AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II」+「AF-S DX ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6G」のズームレンズ2本をセットにした「D40ダブルズームキット」が9万円台前半。
エントリー向けに普及価格を実現したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ。操作性/携帯性に優れた小型・軽量ボディーを実現。サイズは126(幅)×64(奥行き)×94(高さ)ミリ・重さ約475グラム(本体のみ)と手のひらサイズのコンパクトボディに仕上げている。
撮像素子には有効6.1Mピクセルの23.7×15.6ミリサイズ(ニコンDXフォーマット)CCDを装備。色情報まで読み取る420分割RGBセンサー内蔵「3D-RGBマルチパターン測光II」を搭載。電源を入れてからわずか約0.18秒の高速起動、約2.5コマ/秒・連続100コマまでの高速連続撮影など高速レスポンスを実現している。測距システムは3点測距AFシステムを採用。
撮影後にカメラ内で編集ができる「画像編集メニュー」機能を搭載。 カメラ内で、SDメモリーカードに記録した撮影画像の編集(D-ライティング/赤目補正/トリミング/モノトーン/ フィルター効果/スモールピクチャー/画像合成)が行える。
背面には、広視野角(上下左右170度)の2.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶モニターを搭載。撮影モード/シャッタースピード/絞り値などのデータが分かりやすく大きく表示されるグラフィカルユーザーインタフェースを採用した。
測光モードやISO感度設定など撮影機能の設定変更の際に、設定にふさわしいサンプル画像を液晶モニターに表示できる「設定アシスト画像」機能を装備。ファミリーユース向け「こどもスナップモード」などを含む計8種類の「デジタルイメージプログラム」を搭載。
バッテリーには新開発のリチウムイオン充電池(EN-EL9)を採用し、CIPA規格で約470コマの撮影が可能。記録メディアはSDメモリーカードを使用。
関連記事
- ニコンが一眼レフデジカメ「D70s」を発表――「D70」をブラッシュアップ
ニコンは4月20日、一眼レフデジタルカメラ「D70s」を発表した。発売から1年間で100万台を出荷した「D70」の後継機。液晶モニターの大型化、AF性能の向上、バッテリーの大容量化など大幅にブラッシュアップされている。 - レビュー:多機能を駆使できる低価格のデジ一眼――ニコン「D70s」 (1/4)
今春発売したエントリー向けのデジタル一眼レフ機「D70s」を使ってみた。昨春発売の「D70」から、液晶の大型化やAF性能の強化を図ったマイナーチェンジモデルである。その性能はどうなのか、レポートしてみたい。 - レビュー:小型軽量ボディに多機能を凝縮――ニコン「D80」
ニコンの中級デジ一眼「D80」を使ってみた。昨春発売の「D70s」の後継機であり、昨年末発売の中級機「D200」と同等のCCDやファインダーを搭載する。小型ながら充実した機能と操作性が見どころだ。 - 使い心地にこだわった中級デジ一眼――「D80」の開発者に聞く
ニコン「D80」は、主に写真愛好家をターゲットにした中級のデジタル一眼レフ機である。開発の狙いや製品の見どころは何なのか。D80の商品企画および設計の担当者に話をうかがった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.