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TBS、クラシック中心のデジタルラジオ局を開局
TBSラジオはデジタルラジオの実用化試験放送において、クラシックを中心とする専門局「OTTAVA」(オッターヴァ)を2007年4月より開局する。
TBSラジオ&コミュニケーションズ(TBSラジオ)は11月29日、デジタルラジオ実用化試験放送において、クラシックを中心とする専門局「OTTAVA」(オッターヴァ)を2007年4月より開局すると発表した。
放送開始予定日は4月1日で、チャンネル番号は同社がこれまでの試験放送でも利用してきた92。視聴エリア外のリスナーにも配慮し、同時にインターネットを利用したストリーミング配信も開始する。
デジタルラジオでは簡易動画などのサービスも一部では行われるが、OTTAVAは基本的には音声のみで放送を行う。ただ、圧縮コーデックなどの進歩によって、「既存のFM放送よりも高音質な放送を楽しんでもらえる」(同社)という。
選曲はクラシックが中心となるが、クラシックマニア向けの専門局ではなく、「クラシック音楽をシンボルとしたライフスタイルステーション」を標榜。サビや楽章単位で楽曲を流すほか、ポップシーンにも登場するクラシック楽曲などを積極的にオンエアすることで、より幅広い層へのアプローチを行う。
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