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KDDI、「デジタルラジオ」対応の携帯電話を開発――CEATECに出展

KDDIは、デジタルラジオ放送に対応する携帯電話の開発を発表した。「CEATEC JAPAN 2006」に出展を行い、本年度中の発売を目指す。

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参考出展するデジタルラジオ試作機

 KDDIは9月25日、地上デジタル音声放送「デジタルラジオ」に対応する携帯電話を開発し、2006年度中の発売を目指すと発表した。10月3日より幕張メッセで開催する「CEATEC JAPAN 2006」において、試作機を使いデジタルラジオ利用をイメージした出展を行う。

 デジタルラジオは、テレビのワンセグ放送と同様に、地上波のラジオ放送をデジタル化するもの。放送をCD以上の音質で聞くことができるほか(2006年5月の記事参照)、音声多重放送やデータ放送の受信も可能。ラジオ番組内で使われた曲情報(アーティスト名/曲名/CDジャケットなど)を画面の表示や、簡易動画のダウンロードも行える。

 今回発表した端末についてKDDIは、「あくまで試作機であり、メーカーやスペックはコメントできない。2006年度中の発売を目指すが、この試作機を元にしたモデルになるのかどうかや、機種数、対応サービスなどは、これから検討する段階」とコメントした。

 KDDIは過去に、放送局6社とともにデジタルラジオに関するデモを行っており(2004年11月の記事参照)、その際に受信専用の試作機を披露している。

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