ペンタックス、顔認識AF搭載したクラス最軽量機「オプティオ T30」
ペンタックスが「オプティオT30」を発売。タッチパネル対応3インチ液晶や7メガCCDなどは引き継ぎつつ、顔認識AF&AEなどを新搭載。軽量化も進めて使い勝手を向上させた。
ペンタックスは1月23日、コンパクトデジカメ「オプティオ T30」を2月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万5000円前後。
3インチの大型背面液晶を搭載した光学3倍ズーム機としては「クラス最小・最軽量」(同社)となる93.5(幅)×57(高さ)×19(厚さ)ミリ/135グラム(電源、メモリーカード含む)を実現した。
顔の位置を自動検出し、ピントあわせと露出補正を自動的に行う「顔認識AF&AE機能」を新搭載したほか、ISO感度を最高で3200まで向上させて手ブレ/被写体ブレを軽減する高感度撮影機能「Digital SR」のほか、動画撮影時に有効な電子式手ブレ補正機能「Movie SR」を備え、静止画/動画いずれの撮影時もブレを抑えることができる。
撮像素子は1/2.5インチの有効710万画素CCD(原色フィルター)で、組み合わされているレンズは光学3倍ズームの「smc PENTAXズームレンズ」。焦点距離は37.5〜112.5ミリ(35ミリ判換算)で、F値は2.7〜5.2。4倍のデジタルズームも備えており、光学ズームとあわせることで最大12倍のズーム撮影が可能だ。記録メディアはSDメモリーカード(SDHCメモリーカード)。
「オプティオ T20」と同様、背面液晶はタッチパネル機能を搭載しており、画面に表示されるアイコンに触れるだけで各種設定や入力が行える。付属スライタスペンを利用し、撮影した画像に文字を書き込んだり、スタンプを押せる「お絵かきモード」も引き続き搭載されている。
利用頻度の高い機能を登録することで、ワンタッチで画面に呼び出せるファンクション機能や16種類のプリセット撮影モードを備えるほか、状況をカメラが自動的に判断して最も被写体に適する設定とする「オートピクチャーモード」を新たに搭載している。
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