ビクター、高速液晶「EXE」に42V型など新モデル
日本ビクターは液晶テレビ“EXE”の新製品として、42V型パネルを搭載した「LT-42LC95」など3製品を発売する。120コマ/秒の高速液晶パネルを搭載し、クッキリとした映像を楽しめる。
日本ビクターは1月29日、液晶テレビ“EXE”(エグゼ)の新製品として、「LT-42LC95」「LT-37LC95」「LT-32LC95」の3製品を2月下旬より順次販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格と画面サイズは以下の通り。
製品名 | 画面サイズ | 価格 | 実売想定価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|
LT-42LC95 | 42V | オープン | 37万円前後 | 3月上旬 |
LT-37LC95 | 37V | オープン | 29万円前後 | 2月下旬 |
LT-32LC95 | 32V | オープン | 23万円前後 | 2月下旬 |
新製品はいずれも、通常は60コマ/秒で構成されている映像に対し、独自の補完アルゴリズムによってさらに60コマ/秒を生成して追加、通常の倍となる120コマ/秒として表示する倍速駆動方式を採用。残像感を大幅に減少させ、動きの速い映像のシャープを向上させている。これまでにも「LT-37LC85」などにも採用されていた技術だが、42V型への採用は本製品が初となる。
液晶パネルの解像度は1366×768ピクセルのワイドXGAで、輝度は500カンデラ/平方メートル。画像処理LSIには、引き続き“映像知能”「新ジェネッサ」を搭載、映像を14ビット処理することで映像最適か能力を高めているほか、HD/SD映像それぞれに対するノイズリダクション制御を独立させており、ノイズを減少させ、鮮明な映像を再現するという。
チューナーにはアナログのほか、地上/BS/110度CSデジタル対応の3波対応デジタルチューナーを搭載。3/6/9チャンネル同時表示などが可能なGガイドによる電子番組表を備える。インタフェースにはHDMI×1をはじめ、D4×1/コンポーネント×3/Sビデオ×2/RGB×1などを装備した。2月より開始されるネットサービス「アクトビラ」(関連記事)にも対応する。
そのほか、低音の音質を向上させる「MaxxBass」や、音声レベルを均一化させて聞きやすさを高める「はっきりステレオ」、話し手が意図的にゆっくり話しているように感じさせる「ゆっくりトーク」なども備える。
サイズはLT-42LC95が103(幅)×72(高さ)×12.3(奥行き)センチ、LT-37LC95が91.9(幅)×65.2(高さ)×12.1(奥行き)センチ、LT-32LC95が80(幅)×59.2(高さ)×13.1(奥行き)センチ。
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