ソニー、7メガCCD搭載のエントリー“サイバーショット”「DSC-W35」
ソニーがデジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-W35」を発表。エントリークラス向けながらも7メガCCDを搭載し、ISO1000までの高感度撮影に対応する。
ソニーは2月14日、デジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-W35」を3月9日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は2万3000円前後。
新製品はサイバーショットシリーズの中でも、エントリーユーザーに向けた製品。飽和市場になりつつあると言われるデジカメ市場だが、同社ではいまだ3人に1人が新規購入者であると分析しており、新製品は新規ユーザーをターゲットとしたコストパフォーマンスに優れた新モデルと位置づけられている。
エントリークラスながらも撮像素子には1/2.5型720万画素CCDを搭載(現行のエントリークラス製品「DSC-W50」は600万画素)、光学3倍(35ミリ換算38〜114ミリ)のズームレンズ“カール ツァイス バリオ・テッサー”を組み合わせる。F値は2.8〜5.2。
「高感度撮影モード」時にはISO1000までの高感度撮影に対応しており、手ブレや被写体ブレを抑制する。感度向上にともなって発生しやすくなるノイズに対しては、画像処理前のRAWの段階で処理を加える、独自の信号処理技術「クリアRAW NR(ノイズリダクション)」を搭載することで対応した。
機能選択の際に液晶画面へ説明文を表示する「機能ガイド」を搭載するほか、画像サイズ選択時にそれぞれの画像サイズに適したプリント用紙サイズとメモリ残量に応じた撮影可能枚数を表示する「撮影可能枚数/画像サイズメニュー」などを備えており、エントリーモデルに欠かせない操作性の向上を果たしている。
バッテリーには「NP-BG1」を使用、CIPA基準で約380枚の撮影が可能。対応メディアはメモリースティックDuo/PRO Duoで、本体内には約56Mバイトのメモリも搭載する。サイズは89.8(幅)×59.1(高さ)×22.9(厚さ)ミリ、約149グラム(撮影時重量)。
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