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2本目のレンズは何にする?――ペンタックス「K100D」と交換レンズ(1/4 ページ)

ペンタックス「K100D」は手ブレ補正機構を内蔵した人気のデジタル一眼レフ機だ。最初は標準ズーム付きのレンズキットを買うのがお勧めだが、それ1本だけではもの足りないはず。2本目は何がいいのか。5本の交換レンズを試してみた。

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 ペンタックス「K100D」は昨年7月に発売され、一時は品薄になるほどヒットしたデジタル一眼レフ機だ。その後、上位機の「K10D」も登場したが、ビギナー層を中心にK100Dの人気はまだまだ高い。手ブレ補正を搭載しながらコンパクトボディにまとまっていることや、シンプルで分かりやすい操作性、最高ISO3200の高感度モード、汎用性の高い単三形アルカリ電池対応など、K10D以上のメリットもある。

 画質は、有効610万画素ながら細部まできっちりと再現できる精細感を備えている。画素数に無理をしていないので高感度に強く、ISO800や1600の高感度を選んでもノイズはほとんど目立たない。最高でISO3200に対応することや、明るさに応じて自動的に感度アップが働く「オート感度設定」を利用できることも便利だ。

 撮影モードは、フルオートからフルマニュアルまでを完備する。手軽に撮りたい場合はシーンに応じて各種機能が最適化されるピクチャーモードやシーンモードを、テクニックにこりたい場合は絞りやシャッター速度のマニュアル露出モードを使うといい。上位機にはない独自の「オートピクチャーモード」にも注目したい。これは、撮影時にカメラがシーンを判別し、「人物/風景/マクロ/動体/標準」の5モードが自動的に切り替わるモードのこと。たとえば子供がカメラに向かって走って来ているときにシャッターボタンを押すと、カメラが「動体モード」を自動選択して切り替わるので、ブレやピンボケが少なくなる。つまりまったくのカメラ任せでも常に撮影状況に応じた最適な撮影ができるのだ。

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ペンタックス「K100D」。APS-Cサイズの大型CCDを搭載し、有効画素数は610万画素。高画素とはいえないが、A4印刷には十分な解像感がある。高感度を選んでもノイズが少ない点も魅力だ

 いちばんの特徴は、CCDシフト式の手ブレ補正機構「SR」を内蔵すること。センサーがブレを検出し、そのブレ量に応じてCCDを上下左右に高速移動させ、手ブレを補正してくれる。補正効果はシャッター速度に換算して約2〜3.5段分。他社のレンズシフト式手ブレ補正とは異なり、広角から望遠までどんなレンズを装着した場合でも、ブレ補正が機能する点が何よりありがたい。

 しかもレンズ側には補正機構がないため、レンズが小型軽量であることも見逃せない。そもそも一眼レフ機とはレンズ交換をすることで撮影領域を広げられるカメラだが、レンズを増やせば増やすほどカメラバッグが重くなり、機動性が悪くなる弱点もある。だが、コンパクトなK100DとDAレンズの組み合わせなら、そんな心配は無用。複数のレンズを揃え、シーンや狙いに応じた一眼レフ機ならでは撮影を気軽に楽しめる。

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レンズマウントは「ペンタックスKAFマウント」を採用。歴史のあるマウントであり、これまでに発売した膨大な数のレンズを使用でき、そのすべてで手ブレ補正が機能する

提供:ペンタックス株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年3月31日

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