東芝、新プロセッサ搭載で音質重視の「gigabeat U」
東芝はデジタルプレーヤー「gigabeat」の新製品として、フラッシュメモリタイプの「gigabeat U」シリーズを発売する。新開発の1ビットプロセッサで音質を高めた。
東芝は3月19日、デジタルプレーヤー「gigabeat」の新製品として、高音質を特徴とする「gigabeat U」シリーズを追加、3月28日より順次販売開始すると発表した。1Gバイトのメモリを搭載した「U101」と2Gバイトのメモリを搭載した「U201」が用意され、いずれも価格はオープン。直販サイト「Shop1048」での販売価格は、U101が1万3800円、U201が1万6800円。
新製品は「DCTSC-ΔΣ 1ビットDAC」方式を採用したデジタルオーディオプロセッサを搭載、D/A変換時の信号劣化を抑制するとともに、音声信号処理を高速に行うために原音に忠実な音楽再生を実現するという。
36グラムと軽量なスティックタイプのボディには1.1インチ(96×96ピクセル)の有機ELカラーディスプレイを備えるほか、FMトランスミッターも内蔵しており、ラジオやFMラジオを搭載するデジタルオーディオプレーヤーでも音楽を楽しめる。また、ワールドワイド対応のFMチューナーも備えている。
ダイレクトエンコーディング機能も搭載する。曲間を自動的に検出してファイルを分割するオートシンク機能や、製品内で曲名などを編集する曲名編集機能も備えている。
ボディサイズは36.2(幅)×76.5(高さ)×10.9(奥行き)ミリ。電源には内蔵充電池を利用し、10分の急速充電で約3時間(フル充電時には約20時間)の再生が行える。再生可能なファイル形式はWMA/MP3/WAV。Windows DRM10にも対応し、パッケージにはNTTコミュニケーションズの音楽配信サイト「MUSICO」で500円分利用できるプリペイドカードが付属する。
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