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パナソニック、パススルー対応のHDD内蔵CATV用STBを発売
パナソニックはHDD搭載のCATV用STB「TZ-DCH2800/2810」を発売する。TZ-DCH2000をベースに、新たにパススルー方式に対応した。
松下電器産業 パナソニック システムソリュ−ションズ社は4月4日、HD映像の録画が可能なOFDM対応CATV用STB「TZ-DCH2800/2810」を6月より販売開始すると発表した。
2006年6月に発売したHDD内蔵STB「TZ-DCH2000」をベースにした機能強化版。地上デジタルパススルー方式に加えてパススルー方式にも対応、より利用できるCATVサービスの範囲が広がった。TZ-DCH2000はイッツコムなどでは「HitPot」の名称で提供されるなど多くのCATV事業者で採用されており、既に10万台以上が出荷されている。
TZ-DCH2800はCATVモデムを、TZ-DCH2810は100BASE-TXのLAN端子を搭載することで、さまざまなサービス対応できるようになっている(TZ-DCH2800はLAN端子非搭載、TZ-DCH2810はCATVモデム非搭載)。
250GバイトのHDDにはBSデジタルのHD放送(24Mbps)が約23時間、標準画質ならば約69時間録画できる。その他の仕様はTZ-DCH2000とほぼ同一だが、利用者の好みを学習し、おすすめの番組を知らせる「番組推薦機能」や番組表データの放送チャンネル/時間帯/番組名から次回の放送を自動的に検索して録画することでシリーズものの録画を逃さない「探して毎回予約」といった機能が追加されている。
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