新聞ラテ欄の見やすさそのまま――「レグザ番組表・ファイン」に変えてみた:ミニインプレッション(2/2 ページ)
液晶テレビ「REGZA Z2000」シリーズのバージョンアップが4月23日未明からスタートした。フルHD&大画面のメリットを最大限に生かし、EPGの利便性を大幅に向上する「レグザ番組表・ファイン」をさっそく試してみた。
「レグザ番組表・ファイン」の実力やいかに?
さて「レグザ番組表・ファイン」は、どれほどのものなのか。百聞は一見にしかず、まずは見比べてもらいたい(筆者は東京在住なので、東京地区のEPG)。
上の画像は地上デジタルのEPGを表示した場合だが、従来の6チャンネル表示ではテレビ朝日までしか一覧できなかったのに対し、「レグザ番組表・ファイン」はテレビ東京も表示されている。これでWBSやアド街も、しっかりチェックできるわけだ。
また、これまでは番組タイトルしか表示されず、せっかくデータとして取得している番組の詳細情報を一覧表示で活用できなかった。「レグザ番組表・ファイン」では、この詳細情報まで表示できるようになり、EPGの文字サイズを最小にすることで、かなりの情報量を一覧できるようになったのだ。
37V型以上のフルHD対応REGZA Z2000シリーズでは、フルHD(1920×1080)の画質で作られたEPGの1点1点をそのままパネルに表示、つまりドットバイドット表示しているため、情報量が増えてもぼやけたりちらついたりすることなく、非常にハッキリ美しく表示される。その見やすさは、新聞のラテ欄に匹敵するといっても過言ではないだろう。ちなみに、ワイドXGAパネル搭載の「32Z2000」についても、EPGのデータそのものはフルHD画質で作成されワイドXGAパネル(1366×768)に合わせてスケーリングしているので、高精細で表示されるという。
また、テレビ番組を視聴しながら他チャンネルの番組をチェックできる「2時間EPG」(ミニ番組表)も従来の6チャンネルから7チャンネル表示に強化。その呼び出しも、従来の「番組表画面で緑ボタンを押す」だけでなく、番組表ボタンを2度押すだけでも利用できるようになるなど、利便性が向上した。
REGZAに限らず、これまでAV機器のソフトウェアのダウンロード(ファームウェアのバージョンアップ)は、不具合の改善のためといういわば“守り”のものがほとんどだった。だが今回の「レグザ番組表・ファイン」は、もはや単なる機能アップを超えた利便性をユーザーに提供している。こういった地道な取り組みが、REGZAファンの心をガッチリとつかんでいるのだろう。
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