見たい番組を見逃さない――パナソニック“VIERA”「TH-26LX70」:パーソナル液晶テレビ特集(2/2 ページ)
最近、パーソナルサイズテレビのスペック底上げが著しい。パネル解像度はWXGA止まりでも、上位モデルと同等の映像エンジンやネットワーク機能を搭載することで、以前の“安いけれど機能はそれなり”というイメージを払拭した。今回は、“セカンドテレビ”に最適な26V型クラスの液晶テレビを取り上げる。
「TH-26LX70」のチューナーは、地上デジタル、BS・110度CSデジタル、地上アナログ4放送に対応している。地上アナログ放送でも電子番組表(G-Guide)を表示することはできるが、この場合はBSアンテナの接続が必要になる。
番組表は、カラーボタンのイエローとグリーンで4段階の拡大/縮小が可能。文字サイズを最大にすると1つの文字が大人の指先くらいのサイズになるため、画面から多少遠くても無理なく判別できるし、お年寄りにも見やすい。逆に縮小すると情報量が増え、もっとも小さい画面では9局/7時間分の番組を一覧できる。
LX70のユニークな機能として「おすすめ番組表」がある。これは、視聴履歴や登録した語句を参照して、ユーザーの好みに合いそうな番組を紹介してくれるというもの。番組表で録画/視聴予約を行う際、一緒に「おすすめしてほしいですか?」と聞かれ、ここで「はい」を選択すると学習する。また設定画面から能動的に“おすすめ語句”を登録することもできる。
おすすめする対象は、放送波ごとに設定できるほか、設定でオフにすることも可能だ。おすすめする数は標準設定で10番組まで。設定画面で「少ない」にしておくと5番組前後、「多い」では最大20番組になるという。おすすめの番組があると、EPG画面に「★」マークが付くほか、選局操作や番組開始時に通知してくれる。
音声ナビゲーションが付いた電子説明書も搭載している。説明書の内容は、用語やトラブル対応まで結構豊富。初心者以外でも使えそうだ。また音声ナビは基本操作をカバーした。
「TH-26LX70」は、とくに飛び抜けた性能はもたないが、誰にでも使いこなせる使い勝手重視の製品だ。文中で何度か触れたように、パナソニックの場合は同じ26V型液晶テレビに2種類のモデルを用意しており、画質や入力端子の数にこだわる人には120Hz駆動&HDMI3系統の「TH-26LX75S」、使い勝手重視なら今回の「TH-26LX70」を選択するといい。2モデルを用意したのは、パナソニックというメーカーの大きさもさることながら、パーソナルサイズのテレビが注目を集めている証拠だろう。
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