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いつも持ち歩きたくなる小型軽量デジ一眼――オリンパス「E-410」(3/5 ページ)

フォーサーズシステムの最新作オリンパス「E-410」を使ってみた。携帯性に優れたコンパクトボディと、ライブビュー対応が特徴のデジタル一眼レフだ。従来機との画質比較も含めてリポートしよう。

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 機能面の個性はライブビューに対応すること。背面の専用ボタンを押すと、内部のミラーとシャッター幕が開き、レンズから通った光が撮像素子に直接当たることで、リアルタイムの映像が液晶モニタに表示される。

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撮像素子によるライブビューに対応。構図のほか、露出やホワイトバランスのおおまかな事前確認にも利用できる

 そしてシャッターボタンを押すと、全押しと同時にAFが作動し、合焦後に撮影が行われる。撮る前にピントを合わせたい場合は、ライブビューの状態でAFLボタンを押す。すると、ミラーがいったんダウンしてAFが作動し、ピントが合うと再びミラーアップしてライブビューに復帰する。

 ライブビュー撮影ではシャッタータイムラグが長くなることや、ミラーがぱたぱた動くことは、慣れるまでは戸惑いを覚えるが、一眼レフ機の構造上仕方がない部分だ。それでもファインダーを覗かずに撮影できるライブビューのメリットは少なくない。ひとつは、ローアングルやハイアングルからの撮影がしやすくなること。液晶は上下左右ともに良好な視野角があり、カメラを胸や腰の位置、あるいは頭の上に構えて撮影したりできる。

 もうひとつは、マニュアルフォーカス使用時に厳密なピント合わせができること。ライブビュー画面内の好きな部分を7倍または10倍に拡大表示することで、撮像素子面の正確なピントをチェックできるようになる。三脚を使って、植物や静物をマクロ撮影する場合などに役立つだろう。黄金分割や方眼、目盛りなどの罫線をライブビュー上に表示することも可能だ。

 そのほかの機能として、秒間3コマの連写、20種類のシーンプログラム、RAWとJPEGの同時記録、ホワイトバランスの微調整、電子式と光学式を選べるプレビュー、高感度時のノイズフィルタ、長時間露光時のノイズリダクション、カメラ内での画像編集などに対応する。オートからマニュアルまでの一通りの機能が揃っているといっていい。

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上部左にストロボとドライブの各専用ボタンを装備する
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CFとxDのダブルスロットを採用。バッテリーは薄型ながら持久力は良好

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