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ボーズ、医療など向けの素材測定機器市場へ参入
ボーズは医療用素材や食品などの測定を行う検査機器のブランド「BOSE ElectroForce」の日本拠点を設立、素材測定機器市場へ参入する。スピーカー開発で培った技術を応用したリニア電磁モーターの搭載がポイント。
ボーズは5月30日、医療用素材や食品などの測定を行う検査機器のブランド「BOSE ElectroForce」の日本拠点を設立、素材測定機器市場へ参入すると発表した。音響機器以外の製品を扱うこのブランドは北米ならびにヨーロッパ(フランス、ドイツ、イギリス)の各地域で既に拠点を設けており、2006年には中国(上海)にも拠点を設立している。
この度国内で販売が開始されるのは材料試験装置と外科材料試験装置、バイオダイナミックテスト装置、ステントおよび人造血管試験装置の4種で、材料試験装置は「モデル3100」「同3200」「同3300」「同3500」の4モデルが用意される。いずれもローカライズを含めたサポートまで提供される。
これらの検査機器は、スピーカー開発で培われた技術を利用して生み出されたリニア電磁モーターを技術的な中核としており、従来の油圧駆動式検査機器では難しかった“小さく正確な動作”を長時間にわたって行うことを可能としたほか、メンテナンス性の向上や本体サイズの小型化を実現している。
オーディオ機器メーカーとして知られる同社だが、研究開発の範囲は音響機器だけにとどまらず、航空機用の通信機器や原子炉の燃料棒制御技術などにまで及んでおり、2004年には車両用サスペンションシステム「ボーズ アクティブサスペンション」を発表するなど、意外なジャンルまでその範囲は及んでいる。
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