三菱重工業は6月14日、人型ロボット「wakamaru」(ワカマル)のレンタルを開始すると発表した。レンタルそのものはダイワラクダ工業を介して実施し、1日あたりの料金は2万1000円から(レンタル期間で変動あり。輸送費、操作オペレーター派遣費など別)。
wakamaruは2003年に初公開されており、2005年には台数限定ながらも一般販売も行われたロボット。登場以来さまざまなアップデートが施されており、現在では空間を把握しての自律走行、人を検知し視線を合わせながらの会話を行うなどのコミュニケーション能力も備えている。昨年行われた愛・地球博をはじめ数多くのイベントで受け付けや案内、紹介などの“業務”をこなしている。
レンタルされるwakamaruは専用のタッチパネルと連動するようになっており、企業や病院の受け付けをはじめ、イベントでの製品紹介やじゃんけんショーなどでの活躍が期待できる。自律移動機能を備えているので、来客を応接スペースに誘導するといったこともできる。
1日あたりのレンタル料金は2万1000円(21〜30日間レンタル)〜12万6000円(1〜5日間レンタル)。受け付けや案内業務に利用したい場合は、別途PCやタッチパネルのレンタル料金が必要となる。
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