この夏“買って得する”DVD/HDDレコーダー選び:バイヤーズガイド(2/3 ページ)
BDやHD DVDを搭載したレコーダーも登場しているが、価格もランニングコストもまだ従来のDVD/HDDレコーダーには及ばない。あえて「次世代待ち」をしないのも手といえる。この夏、“買って得する”DVD/HDDレコーダーはこれだ!
これらに加えて、プライベートディスクの編集やCMカットなど、レコーダーである程度の編集作業を行いたい人は、編集機能のチェックも重要なポイント。フレーム単位で操作したり、チャプターを思いのまま入れ替えたり削除したりできる機種は、意外と少ないので注意が必要だ。
操作性も重要。ネット経由でPCから編集作業が行えることを売りにしているメーカーや、携帯電話をリモコンがわりにできる製品もあり、その内容はさまざま。実際の使い勝手は、デモ機を用意している家電量販店などの店頭でチェックするのがよいだろう。
ということで、おおむね条件は出そろった。もう一度整理すると、まず必須条件は
- デジタル放送対応Wチューナー
- 大容量HDD
- EPGが使いやすいもの
- HDMI端子
- i.Link出力
- 将来購入するつもりのテレビなど関連機器とーカーを統一
+αの条件は
- 1080p出力
- 薄型テレビとメーカーをそろえる
- 編集機能をチェック
となる。それをふまえた上でお勧めするのが、以下の機種だ。
この夏イチオシのDVD/HDDレコーダー
AQUOS DV-ACW60(シャープ)
1テラバイトのHDDはハイビジョン放送を取りだめしておくのにはうってつけの大容量。チャプターの一括消去など多彩な編集機能が用意されている点もうれしい。同社製のBlu-ray Discプレーヤーとi.Link接続することで、現時点でもコピーワンス番組のムーブが可能。将来的にも安心の1台だ。シングルチューナーでよければDV-ACW55も要検討。
VARDIA RD-S600(東芝)
600GバイトのHDDは目を見張るほどの大容量ではないが、その他の条件は充分クリア。なかでも編集機能に関しては、既存モデルから定評あるメーカーだけあって、ネットワーク経由でPCからの編集が行えるなど、その充実ぶりだけでも購入する価値あり。スカパー!との連動機能もうれしいところ。先日発表されたHD DVDドライブ搭載モデル(RD-A600/A300)へのムーブも実現され、将来性も確実だ。
DIGA DMR-XW51(パナソニック)
EPG番組表の見やすさや録画予約の簡単さに加えて、新番組の初回分を自動的に録画してくれる「新番組おまかせ録画」などのお手軽機能が充実したモデル。SDカードムービーの保存/編集、CDを録音して同社ポータブルプレーヤーやSDオーディオ対応携帯電話などに転送できるなど、レコーダー以外の楽しみ方も豊富。HDDは1テラバイトと大容量。
Wooo DV-DH1000S(日立製作所)
フロントに向かって薄くなるユニークかつスタイリッシュなボディデザインも魅力だが、映像と音声の変化量から重要なシーンを抜き出してくれる「いいとこ観」や録画した番組を自動で整理してくれる「ワケ録」など、独自の便利機能が光る1台。HDDレコーダーは1テラバイト。下位グレードのDV-DH500は、HDD容量が500Gバイトとなる以外すべて同スペックなのでこちらにも注目したい。
DIGA DMR-XW41V(パナソニック)
VHS一体型ながら、デジタル対応Wチューナーばかりかi.Link出力も付いているという驚くべきマルチプレーヤー。録画便利機能やSDカードを活用したビデオカメラやポータブルオーディオとのリンクなどは、トップモデルのXW51に遜色のない内容を持っている。HDD容量も500Gバイトと必要条件はクリア。ハイビジョンへの移行時代には、このような製品がベストかも!?
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