カサカサ動きまわる昆虫ロボ「HEX BUG」の正体:東京おもちゃショー2007(2/2 ページ)
カサカサと歩き回り、大きな音で逃げ出す――妙なところがリアルな昆虫型ロボット「HEX BUG」(ヘクスバグ)。先週の「東京おもちゃショー2007」に出品され、その姿や動きが“あの虫”にそっくりと評判になっている。バンダイに真相を聞いた。
HEX BUGにはブルー、グリーン、レッド、オレンジ、イエローの5種類があり、たとえば女性に人気があったレッドはテントウ虫をイメージさせるスタイルですし、ほかの色もそれぞれ近い印象の虫が思い浮かびます。
ただ、Inovation Firstの開発者は、『テントウ虫、カメムシなど、さまざまな虫の要素を織り交ぜて創造したオリジナルのスタイル』と話していました。ですから、そういうことにしておいてください。
――そういうことにしておきましょう。
もちろん、「さまざまな虫」の中にはゴキブリも含まれているようですが。
――あ。言っちゃった。
ちなみに、HEX BUGにはそれぞれ愛称が付いています。オレンジは「BUG ALPHA」(バグ・アルファ)、グリーンが「BUG BRAVO」(バグ・ブラボー)、ブルーは「BUG CHARLIE」(バグ・チャーリー)、イエローは「BUG DELTA」(バグ・デルタ)、レッドは「BUG ECHO」(バグ・エコー)です。
――無線のフォネティックコードですか(文字を正確に伝達するために一文字ずつ表音を区切って発音する通話表。アルファは“A”、ブラボーは“B”をさす)。洒落てますね。
HEX BUGはカラフルですし、六角形のケースはディスプレイにも丁度いいので、コレクションには適していると思います。各色揃えていただきたいです。バンダイでは、Webサイトなどを通じてペイントやデカールを使ったカスタマイズ方法なども発信していくつもりです。
――たくさん集めて、一斉に動かしてみたいです。
実は「おもちゃショー」のブースを作っているとき、大きなガラスケースにHEX BUGをたくさん入れて、同時に動かしてみました。すると、なんだか本当に虫っぽくて……本番ではやめておきました。
―― …。
関連記事
- プチプチ無限地獄へようこそ
バンダイの「∞プチプチ」(無限ぷちぷち)は、人間の本能に潜む、飽くなき“ぷちぷちしたい”欲求をトコトン満たしてくれる無駄アイテムだ。企画・開発を担当したバンダイ 高橋氏に話を聞いた。 - ツブしてもなくならないエアパッキン、バンダイ「∞プチプチ」
バンダイは、エアパッキンを模したキーチェーン玩具「∞プチプチ」を9月下旬に発売する。エアパッキン大手で「プチプチ」の商標を持つ川上産業が協力。 - 「Human Player」で同僚の本性を暴いてみる
バンダイの「Human Player」は、世界初のポータブル“人間”再生機だ。性格とバイオリズムに裏付けられたバーチャルキャラクターの行動は、その人の本質を表しているといっても過言ではない。と、いうわけで……。 - バンダイに聞く“インテリア玩具”の可能性
「大人向け玩具」が市場を広げる一方、ターゲットによる細分化も進んでいる。セガトイズの「グランドピアニスト」が団塊の世代向けなら、タカラトミーの「エアロソアラ」は団塊ジュニアが中心。そしてバンダイが取り組んでいるのが、女性を含む比較的若い層を狙った“インテリアトイ”だ。 - 「ソレハ イキモノ?」――ブログが鍛えた人工知能「20Q」
目標は10万人分。しかし集まったデータは3万人弱、残り時間は少ない――人工知能のテストデータ集めに苦悩する担当者を救ったのは、ブログが広げた口コミだった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.