「業界最高温度」で調理する高火力スチームオーブン、三洋「デリスタ」
三洋電機がスチーム機能付きオーブンレンジの新製品“デリスタ”「EMO-XS33」を発売。「業界最高温度」のオーブンとスチームで調理できる。
三洋電機は7月19日、スチーム機能付きオーブンレンジの新製品“デリスタ”「EMO-XS33」を9月21日より販売開始すると発表した。価格は13万1250円。
新製品は従来比8倍の表面積を持つファンなどを備える加熱ユニット「ジェットヒートエンジン」を搭載。業界最高(同社)という350度のオーブン加熱を可能にしたほか、従来比2倍のスチームを噴出する「Wジェットターボスチーム」もあわせて搭載することで、同じく業界最高(同社)という400度の過熱水蒸気による調理も行える。
Wジェットターボスチームは、まず600ワットのヒーターで100度のスチームを発生させた後、さらに600ワットの加熱ヒーターで130度の過熱水蒸気を発生させる。作り出されたスチームは上下2段合計6カ所の吹き出し口から庫内へ吹き込まれるため、効率のよい過熱が行えるという。
グリル機能に関しては、「ヘルシー」コースを新設。標準では蒸気を使わずに加熱するが、ヘルシーコースでは過熱水蒸気を併用することで素材の油分や塩分を落としながら調理できる。同社によれば、塩ざけの場合ヘルシーコースで調理することで、未使用時に比べて約3倍の塩分を落とすことが可能だという。
電子レンジ機能も改良が加えられている。横長の庫内全域が満遍なく加熱できるよう、大型アンテナを庫内に2つ設けた「スクランブル加熱」システムを搭載する。庫内中央へ電波を集中させることも可能で、ご飯1膳ならば約25秒で加熱が完了する。
サイズは510(幅)×460(奥行き)×403(高さ)ミリ・25キロで、庫内容量は33リットル。レンジの高周波出力は最高1000ワット。最高350度まで加熱可能なオーブンは30/35/40/45度にも設定可能でパンの発酵にも利用できる。カラーはマテリアルシルバーとプレミアムホワイトの2色が用意される。
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