コンパクトと高画質、両方欲しい欲張りさんへ――サイバーショット「DSC-W200」:レビュー(1/5 ページ)
スタンダードなサイバーショット「W」に、ついに1200万画素モデルが登場だ。使い勝手や機能はもちろん、デジ一眼とも比較して気になる画質を作例とともに見てみよう。
2007年夏、とうとう各社から1200万画素のコンパクトデジカメが登場した。デジタル一眼レフの主流が1000万画素(600万画素のモデルもあるけど)の中で、コンパクトデジカメがそれを抜いた格好になる。
では一眼レフの1000万画素とコンパクトデジカメの1200万画素のどちらが上か、って気にする人も多かろう。
その辺も含めて、いち早く登場した1200万画素機、サイバーショット「DSC-W200」(以下、W200)を見てみたい。
基本の3倍ズームに1200万画素CCDを搭載
コンパクト系サイバーショットには屈曲光学系を採用した薄型モデルのサイバーショット Tシリーズと、沈胴ズームレンズを採用したオーソドックスで低コストなサイバーショット Wシリーズがある。1200万画素CCDを搭載したのはその“W”の最新型「DSC-W200」だ。
1/1.7インチの1200万画素CCDに35〜105ミリ相当のオーソドックスな3倍ズームレンズを搭載したモデル。
レンズの明るさはF2.8〜5.5で撮影最短距離はマクロモード時で5センチ(ワイド端。テレ端では35センチ)とこちらもオーソドックス。
手ブレ対策はしっかりしており、CCDシフト式の手ブレ補正機構を持つほか、ISO感度も最大ISO3200(さらに、画素混合を使ったEX高感度モードでは画像サイズは落ちるもののISO6400までサポートしている)となっている。
ただ、通常のISOオートでは最高でISO400。高感度モードでは感度が早めに上がるようになり、最高ISO1600となる。
その上はシーンの中に用意されているEX高感度モード。こちらは記録画素数が3M相当に固定されるが、最高ISO6400までサポート。ただし、ISO1600までは素直に上がるものの、それより上はかなりシャッタースピードが落ちないと上がらない(ワイド端で1/4秒より遅くなると上がるようだ)。
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