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コンパクトと高画質、両方欲しい欲張りさんへ――サイバーショット「DSC-W200」レビュー(2/5 ページ)

スタンダードなサイバーショット「W」に、ついに1200万画素モデルが登場だ。使い勝手や機能はもちろん、デジ一眼とも比較して気になる画質を作例とともに見てみよう。

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使いやすいオーソドックスなボディと最新機能

 Wシリーズの特徴はそのオーソドックスさにあるといっていい。


背面から。画面は再生モード。2.5インチモニターの上に光学ファインダー。右側にはモードダイヤル、十字キー、再生・メニュー・ホームボタンが用意されている。モニターは11.5万画素で、Tシリーズよりワンランク下のパネルだ

モードダイヤルを回すと、画面上の仮想ダイヤルも連動してなおかつ簡単なヘルプが出るのは非常に分かりやすくてよい

 光学ファインダーも持っているし、背面には撮影モードダイヤルがあってモードをすぐに選べる。この辺がスタイリッシュさを優先するTシリーズとの違いといっていいだろう。


操作部のアップ。撮影モードダイヤルがあるため、目的のモードにすぐ切り替えられる

クロスメディアバー(XMB)風のホームメニュー。ホームメニューから各種モードを選んだりメディアをフォーマットしたりする

 撮影モードはプログラムオートや高感度オート、各種シーンのほかに、マニュアル露出を持っている(絞り優先AEなどはない)。

 また別売りのアダプタリングでコンバージョンレンズを付けられるなど、Tシリーズに比べると凝った撮影に対応している。


撮影中の画面。グリッド表示機能は便利。左にある「D-R」はダイナミックレンジオプティマイザをオンにしているときに表示される

 さらにコントラストを自動的に調整して暗部のつぶれを防ぐ「ダイナミックレンジオプティマイザ」(α100で採用されたもの)は常時オンにしていいくらい便利だし、発色もビビッドやナチュラルを選ぶことができる。

 最近の流行である「顔検出機能」も装備。非常に高速ですぐに顔を検出してくれる。この顔検出機能「顔キメ」はAFの他に、ホワイトバランスや露出などを顔に合わせてくれるため、非常によい。ただし、フルオートモードや人物に関係するシーンでしか働かないのが残念。プログラムオートでも顔検出のオン/オフができるようにしてほしかった。

マクロやフラッシュなどダイレクトにセットできる機能は押すたびに簡単なヘルプが出る(左)。MENUキーを押して表示されるメニュー(右)ここで細かい撮影設定などを行う

 残念なのはホワイトバランス。カスタム設定がないため、オートでうまくいかないときは用意されたプリセットから選ばねばならない。

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