カジュアル&タフの防水デジカメ――オリンパス「μ 790SW」
水中撮影可能なコンパクトデジカメ「μ・SWシリーズ」にポップなカラーの新製品が登場。進化した顔認識機能や画像処理エンジンを搭載している。
オリンパスイメージングは8月23日、コンパクトデジタルカメラの新製品「μ 790SW」を8月30日より販売開始すると発表した。価格はオープン。実売想定価格は4万円前後。
μ 790SWは防水タフネスボディが特徴の「μ・SW(ショック&ウォータープルーフ)シリーズ」の中でも“カジュアル”をコンセプトに作られた新ライン。アウトドアだけでなく、街中でもスタイリッシュに使いまわせるデザインを採用したという。カラーはプレミアムシルバー、ピアノブラック、リーフグリーン、サンオレンジ、サーフブルーの全5色を用意した。水深3メートルまでの水中撮影ができる防水・防塵機能や、1.5メートルの落下テストをクリアした耐衝撃性、−10度での動作保障など、“SWらしさ”もきちんと継承している。
レンズは35ミリ判換算で、38-114ミリの光学3倍ズームで、F値は3.5-5.0。有効710万画素の1/2.33インチCCDを備え、画像処理エンジンには同社1眼レフ「E-410」「E-510」にも採用している「TruePic III(トゥルーピックスリー)」を装備した。
撮影機能として、同社の露出補正技術「シャドウ・アジャストメント・テクノロジー」(SAT)と顔検出機能を組み合わせた「フェイス&バックコントロール」機能を搭載する。独自のアルゴリズムで背景と人物の露出補正を別々に行うことで、一般的な顔検出機能で発生する逆光時の背景の白飛びなどを抑制し、より自然な写真を撮ることができる。また、風景のみの撮影でも白飛びや黒潰れを抑えた撮影が可能。
液晶は高コントラスト・広視野角の2.5インチ「ハイパークリスタル液晶」を採用し、薄暗い場所でも被写体を明るく表示する「ブライトキャプチャー」機能も搭載した。また防水性を備えたモードダイヤルの搭載に成功し、操作性も高めている。スキーのグローブなどを着用していても操作できるようにダイアルの凹凸は深めに削った。
本体サイズは93.6(幅)×60.9(高さ)×21.3(奥行き)ミリで、重さは136グラム(本体のみ)。付属のリチウムイオン充電池で約220枚の撮影が可能。約14.7Mバイトの内蔵メモリを備えるほか、xD-ピクチャーカードにも対応する。
関連記事
- オリンパス、1200万画素+笑顔検出の「FE-300」など3機種
オリンパスがコンパクトデジカメ「FEシリーズ」の新製品3機種を発表。上位機種は薄さ22.1ミリのボディに1200万画素のスペックを詰め込み、笑顔を検出する新機能も搭載した。 - レビュー:防水デジカメで撮る雨のアモイ――オリンパス「μ780」&「μ770SW」
生活防水に対応したオリンパスμシリーズの最上位機「μ780」と、水だけでなく寒さや重さ、衝撃にも強いタフネスデジカメ「μ770SW」を持って中国に出掛けた。雨や雪、海辺という悪条件でどんな写真が撮れるのか、3回連載でリポートしよう。 - 光学5倍&顔認識&充実プレビュー機能の薄型生活防水機「μ780」
オリンパスイメージングが生活防水コンパクト機“μ(ミュー)シリーズ”新製品「μ 780」を発表。“ブレ”を防ぐ各種機能に加えて、顔認識機能と撮影前のプレビューを数パターン確認できる「パーフェクトショットプレビュー」を搭載。 - オリンパス、−10℃でも撮影可能な耐衝撃/防水デジカメ「μ770SW」
オリンパスイメージングが“タフネスデジカメ”「μ SW」の新製品「μ 770SW」を発売。水深10メートルの水中や−10℃の低温下でも撮影可能に。 - オリンパス、湘南の海でカフェとコラボ
オリンパスが湘南海岸に期間限定のコラボビーチハウスをオープン。DJイベントやカメラの無料体験などのサービスを提供。 - オリンパスがデジカメ「μ」のWebサイト「Mai & Mao Channel」開設
オリンパスイメージングは6月1日、フィギュアスケーターとして活躍中の浅田舞さん、浅田真央さん姉妹とコンパクトデジカメ「μ」(ミュー)の情報を掲載する専用Webサイトを公開した。 - オリンパス「μ」、イメージキャラクターにフィギュアの浅田姉妹
オリンパスイメージングは、コンパクトデジタルカメラ「μ」(ミュー)のイメージキャラクターとして、フィギュアスケートの浅田舞さん、真央さん姉妹を起用すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.