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写真で見る「α700」と周辺機器(1/2 ページ)
ソニーは9月6日、デジタル一眼レフカメラの中級機「α700」を発表した。前回の「α100」から実に1年4カ月ぶりとなる新製品。同時リリースされた周辺機器を含め、写真を中心に紹介していこう。
ソニーは9月6日、デジタル一眼レフカメラの中級機「α700」を発表した(→発表記事)。前回の「α100」から実に1年4カ月ぶりとなる新製品に、同社デジタルイメージング事業本部AMC事業部の石塚敬一副事業部長は「お待たせした分、満足できる仕上がりになった」と胸を張った。
また、あわせて4種のレンズや80GバイトHDD内蔵の「ハイビジョン メディア ストレージ」、カールツァイスのT*コーティングを施したフィルター類などもリリースしている。写真を中心に紹介していこう。
「α700」に同時発表の標準ズーム「DT 16-105mm F3.5-5.6」を装着したところ(左)。液晶モニターは3インチの「エクストラファイン液晶」で、反射防止のARコートを施している。画面は約92.1万ピクセル/1677万色表示が可能。α100に比べ2.8倍のコントラスト再現力を持つ
新開発の有効1224万画素CMOSセンサー「Exmor」(エクスモア)はAPS-Cサイズ。Exmorは、縦方向にある4000本のカラム(列)すべてにAD変換機能を設け、並列処理を行う「オンチップ・カラムAD変換」を採用した。「通常は4〜5個のAD変換回路で処理を行うが、Exmorは4000個。並列処理による高速性はもちろん、1個あたりのAD変換回路は低速で動かせるためノイズの発生を抑えることができる」(ソニー半導体事業本部、イメージセンサ事業部の上田康弘事業部長)。さらに、AD変換の前後でノイズリダクションをかける「デュアルノイズリダクション」、RAWデータ出力時に働く「RAWノイズリダクション」を含め、徹底的にノイズを排除する設計になっている
画像処理エンジン「BIONZ」(ビオンズ)とファインダーに使われる光学ガラスペンタプリズム。ファインダーは視野率95%、倍率0.9倍を確保した。フォーカシングスクリーンにはピントの山がつかみやすい「スフェリカルアキュートマット」を採用している
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