日立、iVポケット装備のデジタルチューナーユニット
日立製作所がiVDRの録画/再生機能を備えたデジタルチューナーユニット“Wooo”「IV-R1000」を発売。iVDR間のムーブもできる。
日立製作所は9月20日、リムーバブルHDD「iVDR」の録画/再生機能を備えたデジタルチューナーユニット“Wooo”「IV-R1000」を11月15日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万円前後。
本製品は「iVDR-S」(著作権保護機能つきiVDR)の読み書きが行える「iVポケット」を装備。搭載する3波対応デジタルチューナーで受信した放送の録画と再生が行えるほか、iVポケットを備えるWooo01シリーズで録画したコンテンツの再生も可能だ。iVポケットは2つ搭載しており、2つのiVDR-S間でのムーブも行える。
録画についてはWooo9000や01シリーズと同様に「XCodeHD」技術が採用されており、このXCodeHDを使った「TSEモード」ならば、ハイビジョン放送を1つのiVDR-S(160Gバイト)に約32時間録画できる。
録画モードについてはTSEのほかTS(HD)/TS(SD)/XP/SP/LP/EPが用意されており、TS(HD)モードで160GバイトiVDR-Sに録画できる時間は約15時間(BS/CSハイビジョン)/約20時間(地上デジタルハイビジョン)となっている。EPモード(画質はVHS3倍モード相当)では約200時間の録画が可能だ。
チューナーは3波対応(CATVパススルー対応)デジタルチューナーを1基搭載。インタフェースには、HDMI出力/D4出力/S2ビデオ出力/ビデオ出力/光デジタル音声出力をそれぞれ1系統用意する。EPGも備えており、番組表からの録画予約も行える。追いかけ再生にも対応する。サイズは308(幅)x64(高さ)x185(奥行き)ミリ、1.5キロ。
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