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広角28ミリのIXYがリニューアル――キヤノン「IXY DIGITAL 910 IS」レビュー(4/4 ページ)

キヤノン「IXY DIGITAL 910 IS」は、28ミリからのワイドズームを受け継ぎながら、CCDの高画素化や液晶の大画面化を実現。ボディデザインも一新した。

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スナップやメモ撮影に便利なワイドズーム

 CCDは、1/2.5型の有効800万画素を搭載。さらに上位のIXYなどが採用する1/1.8型や1/1.7型のCCDに比べるとサイズが一回り小さいこともあり、感度をISO400以上にすると画像にざらざらとしたノイズが目立つようになる。大きく表示・印刷しない限りはノイズは気にならないとはいえ、画質を優先する場合はなるべく低感度を利用するのがいいだろう。

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彩度とシャープネス、コントラストが適度に強調され、メリハリのある絵になった
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感度ISO200で、シャッター速度は0.8秒。手持ちでもブレはほとんど目立たない

 発色は、クリアで鮮やかな、いつものIXY DIGITALの色を継承。オート露出とオートホワイトバランスが安定しているので、シャッターを押すだけで見栄えのする絵を得られる。今回は旅行用のメモカメラとして試用したが、露出補正やホワイトバランスを切り替える必要性をほとんど感じなかった。

 ふだん一眼レフ機を使っている目の肥えたユーザーには画質に不満を覚えるかもしれないが、今どきの1/2.5型CCDのコンパクト機の画質としては優秀なレベル。高品位なボディに所有欲を満たしながら、28ミリワイドの利便性とスピーディなAF、鮮やかで見やすい液晶モニタをいかして、フルオートでの撮影を満喫したい。

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拡大表示にすると、やや強めのシャープネス強調がかかっていることが分かる
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ISO160でも暗部ノイズが見られるのは高画素コンパクト機では仕方がないのか
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ズームのワイド側では歪曲が少々生じるが、それでもワイドの利便性は大きい
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本日の夕食をスナップ。見た目よりも鮮やかなグリーンが出た
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ホテルの窓からの眺めをズームのテレ側で撮影。小さな人や文字まで確認できる
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ホテルの窓からの眺めをズームのワイド側で撮影。周辺部の画質は多少甘くなる
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手ブレ補正があるので、1/5秒程度のシャッター速度なら手持ちで問題ない
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被写体ブレを防ぐため感度ISO800を選び、シャッター速度1/80秒で撮影
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同じく感度ISO800を使用。暗い場所ではノイズが目立つ
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最高感度のISO1600。ノイジーなのはともかく、肉眼ではほぼ真っ暗な空まで写ったのは面白い

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IXY | キヤノン | 手ブレ補正 | デジカメ


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