シャープ、65V型の“次世代液晶テレビ”を披露:2008 International CES
米シャープが初公開時よりも大画面化した、65V型の次世代液晶テレビを披露した。“次世代”でも液晶の大型化を牽引するという自負の表れか。
米シャープは1月6日、International CESのプレスカンファレンスにて、65V型の次世代液晶を披露した。
同社は8月に52V型の次世代液晶をお披露目しているが(関連記事)、今回はさらなる大型化が可能であることを示すための披露となっている。パネルの各スペックは公開済みの52V型と同じく、解像度はフルHD。コントラスト比は10万:1、色再現性はNTSC比で150%。ディスプレイ部の厚さは52V型と同じく20ミリとなっている。
52V型を披露した際と同じく、「展示された製品がそのまま市販化されることを示す訳ではない」(同社)が、米シャープのCEO 藤本俊彦氏は「大画面への“流れ”は作り出していかないといけない」とコメントしており、今後も積極的に大画面製品を投入していく姿勢を示した。
また、米国のみとなるが、2月より販売開始されるAQUOSの新製品では、一部にインターネットを利用した情報提供サービス「AQUOS NET」が提供されることも発表された。このAQUOS NETはリモコンの「NET」ボタンを押すと画面右にウィジェット(ガジェット)が表れ、株価や天気、インタラクティブなオンラインヘルプ「AQUOS ADVANTAGE」などへ気軽にアクセスできるというもの。利用料金は無料。
このサービスが利用可能なのは北米地域で新発売される「SE94」「D74」など高機能型の上位モデルで、当面は上位モデルでのみ利用できるプレミアム的なサービスとして提供される。ただし、反応いかんでは対象機種を拡大する可能性もあるという。ウィジェットのデータは米シャープのサーバ経由で提供されるため、サービスセンターから利用者宅のテレビをメンテナンス・調整できるというユニークな機能も用意されている。
まずは天気や株価、交通情報など生活に役立つ情報の提供から開始されるが、三大ネットワークのひとつ、NBCと交渉中であることが明らかにされたほか、今後はエンターテイメント系コンテンツの提供も積極的に行っていきたいという。
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