iPhoneにソフトウェアアップデート――現在位置を把握も可能に
最新のiPhoneソフトウェア1.1.3では、近くのWi-Fiや携帯の基地局情報を使って自動的に位置を把握する機能などが追加された。
米Appleは1月15日、米サンフランシスコで開催中の「Macworld Expo」で、iPhoneのソフトウェアアップデートを発表した。最新版のiPhoneソフトウェア「1.1.3」では、リニューアルした地図情報アプリ「Maps」で、現在位置を自動的に把握できるようになったほか、ホーム画面のカスタマイズ機能などが加わった。
インタフェースを一新した最新版のMapsは、近くのWi-Fiベースステーションや携帯基地局の情報を使い、三角測量で現在位置を把握する。ユーザーは、ボタンをタップして現在位置情報を入手し、道順案内の起点や行き先として指定したり、地域情報検索などに利用できる。また、地図と衛星写真を組み合わせた「ハイブリッドビュー」も利用できるようになった。
iPhone 1.1.3では、ホーム画面のカスタマイズも可能。好きなWebサイトをアイコン化した「Webクリップ」を作成してホーム画面に追加したり、9つの異なるホーム画面を作成して利用することもできる。また、テキストメッセージ機能では、複数の相手への同時送信が可能になったほか、メッセージ履歴の保存もできるようになった。
また、同日発表の「iTunes Movie Rentals」でレンタルした映画も、iPhone上で楽しめる。チャプターごとの早送り/巻戻しや、言語や字幕設定にも対応。iTunes Movie RentalsでのレンタルはPC上で行う必要がある。
iPhone 1.1.3は、米国、英国、ドイツ、フランスでリリース。ユーザーがiPhoneをiTunes(iTunes 7.5以上)と同期したときに無料で自動アップデートされるほか、今後出荷されるiPhoneにも搭載される。iTunes Movie Rentalsサービスは、米国内のみの提供となる。
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