“全部入りコンパクト”がデザイン一新、リコー「R8」
リコーがコンパクトデジタルカメラ「R8」を発売。“全部入りコンパクト”Caplio Rの後継で、機能は引き継ぎ、「GR」「GX」を連想させるデザインへ一新。
リコーは2月19日、コンパクトデジタルカメラ「R8」を3月7日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。
広角/マクロに強いことに定評ある「Caplio R」シリーズの最新機種で、「Caplio R7」の後継機種にあたるが、デザインを一新。「GR DIGITAL II」や「Caplio GX100」を連想させるソリッドなボディを身にまとった。
ボディデザインこそは大きく変更されたが、35ミリ換算28〜200ミリ(F値はF3.3-5.2)の光学7.1倍ズームレンズや広角端1センチ/望遠側25センチまで接近できるマクロ機能、最大4人までを認識する顔認識機能、CCDシフト方式による手ブレ補正機能、ISO1600の高感度撮影機能などは前モデルから継承し、撮像素子は有効815万画素から有効1000万画素へと高画素化、画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIII」もISO感度による色ズレを減少させるなどの改良が施されている。
操作性も改良されており、Capilo R7では独立していた十字キーとADJ.レバーを統合し、親指1本で素早い操作を可能とした。また、Capilo GX100などで好評だったアスペクト比1:1モードを備えるほか、これまではマクロ撮影時のみ有効だったAFターゲット機能が通常撮影時にも利用可能となるなど、撮影機能も強化されている。
高倍率ズームレンズを搭載しながらもスリムなボディは健在。独自の「ダブルリトラクティングレンズシステム」によって7.1倍ズームレンズを厚さ22.6ミリ(最薄部)のボディに搭載している。縦横は102(幅)×58.3(高さ)ミリ。背面液晶のサイズは2.7型と変更されていないが、23万画素から46万画素へと高画素・高精細化された。
ボディカラーはブラックとシルバーの2色。前モデルに搭載されたボディ以内編集機能も強化され、ヒストグラムを参照しながらのレベル補正や、グリーン/マゼンダ/アンバー/ブルーの各色をそれぞれ補正するホワイトバランス補正、トリミング機能などを備えている。
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