無線LAN搭載の光学10倍ズームデジカメ「DMC-TZ50」
パナソニックが無線LAN機能を搭載したコンパクトデジカメ「DMC-TZ50」を発表。無線LAN環境さえあれば、カメラからWebアルバムへアップロードできる。
パナソニックは3月19日、コンパクトデジタルカメラ“LIMIX”「DMC-TZ50」を5月16日より販売開始すると発表した。同社サイト「LUMIX CLUB」のみでの販売で、価格は4万9800円。
「DMC-TZ5」をベースに、IEEE 802.11b/gの無線LAN機能を搭載した。撮影した画像を無線LANを利用して同社の運営するWebアルバム/SNSサービス「LUMIX CLUB Picmate」へアップロードできるほか、アップロードした写真の閲覧/削除も本製品から行える。無線LANを搭載したコンパクトデジカメとしてはニコン「COOLPIX S51c」(レビュー)が存在しているが、カメラからの画像閲覧/削除に対応したのは本製品が世界初(同社)。
LUMIX CLUB Picmateは無料登録で1Gバイトまでの容量を自由に利用できる。SNS的な機能も備えており、アップロードした画像については公開範囲を指定することも可能だ。同社薄型テレビ「ビエラ」向けサービス「Panasonic TV スクウェア」を利用すれば、アップロードした画像をリビングのテレビで楽しむこともできる。パッケージにはBBモバイルポイントの無料利用権も付属する。初回アクセス時から最大6カ月間の無料接続が可能で、有効期限は2009年5月末まで。
カメラとしての機能はDMC-TZ5と同等。撮像素子は1/2.33型・有効910万画素CCDで、レンズには35ミリ換算は28〜280ミリの光学10倍ズームレンズ。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジン IV」で、カメラが自動で被写体・環境に応じた設定を行う「おまかせiA」のほか、被写体の動きに応じてISO感度を自動調節する「インテリジェントISO」も搭載。最高ISO6400の「新高感度モード」も用意されている。
背面液晶のサイズは3インチ/46万画素。記録メディアはSD/SDHCメモリーカードとMMCで、約50Mバイトの内蔵メモリも備える。付属バッテリーでの撮影可能枚数は約300枚(無線OFF、CIPA規格)。サイズは103.3(幅)×59.3(高さ)×36.5(奥行き)ミリ、約240グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。
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