新しいのに懐かしい、復活した光のアート「ルミノドット」:東京おもちゃショー2008(2/2 ページ)
「東京おもちゃショー2008」は“復刻、復活”が1つのキーワードになった。バンダイのインテリア玩具「luminodot」(ルミノドット)も、そんなリバイバル玩具の1つ。30代半ば以上なら、覚えている人も多いのでは?
もちろん絵柄もより高度なものが作成できる。「2月のギフトショーでアンケートをとったのですが、年齢層によって好まれる絵柄が違うことが分かりました。例えばバーのイルミネーションのようなオシャレな絵柄は男性の受けが良く、ステンドグラス風にすると女性、クリスマスやバースデーなど季節ものは親子連れといった具合です。さらに“富岳三十六景”も作ってみたのですが、こちらはシニア層に評判が良いようです」。
ドット画の作り方はさほど難しくない。2枚のメッシュパネルの間に紙のテンプレートを挟むと、穴の下に絵柄が透けて見えるため、同色のピンを差し込んでいけばいい。すべての穴にピンを挿しても2時間程度で終わるという。「ピンを挿すときは、“障子やぶり”のような快感があって、けっこう“やみつき”になります」(武士俣氏)。
ピンを挿し終えたら電源スイッチをオン。光源は7個の白色LEDで、側面のスイッチで動作モードとスピードを変更できる。常時点灯を含め28通りの点滅パターンが用意されている(9種類×速さ3段階)。色鮮やかな絵柄が街のイルミネーションのように変化して見えるところは、動画で確認していただきたい。
7月に発売する「ベーシックセット」(1万2400円)には、本体と簡易スタンド、ACアダプタのほか、約1600本のカラーピン、絵柄のモチーフ集などが含まれる。1600本というと多く感じるが、フレーム内をすべて埋めるには3600本のピンが必要になるため、あくまで練習用のスターターキットという位置づけ。より凝った絵柄を作りたいユーザーのために、各色のピンとテンプレート(下絵)をセットにしたオプションも販売する。
また発売と前後して公式サイトを立ち上げ、プリントアウトするだけで利用できるテンプレートをダウンロードできるようにする。さらに写真などの素材をドット画の下絵に使えるように変換できる「Webシミュレーター」を提供する予定だ。
「デジタル全盛の世の中で、luminodotはアナログ的な良さがあるものだと思っています。いずれはユーザーから募集した絵柄のコンテストなどを催し、ホビーとして広げていきたいですね」(武士俣氏)。
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