光学5倍ズームの世界最小コンパクト、ニコン「COOLPIX S560」
ニコンがコンパクトデジカメ「COOLPIX S560」を発売。1000万画素クラスの、光学式手ブレ補正付き沈胴式光学5倍ズーム機としては「世界最小」だ。
ニコンは8月7日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S560」を8月29日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万5000円前後。「有効画素数1000万画素クラスの、光学式手ブレ補正付き沈胴式光学5倍ズーム機としては世界最小」(同社)という、約93(幅)×54.5(高さ)×23.5(奥行き)ミリのボディを実現した。
光学5倍ズームレンズはもちろん“ズームニッコールレンズ”で、焦点距離は35ミリ換算34.8〜174ミリ。最大4倍のデジタルズームも備えており、光学レンズと併用することで約696ミリ(35ミリ換算)の望遠撮影も行える。
撮像素子は有効画素数1000万画素の1/2.33型CCDで、手ブレ補正機能はイメージセンサーシフト(VR)式(動画撮影時は電子式)。顔認識機能のほか、カメラが自動的にポートレート/風景/夜景ポートレート/夜景/クローズアップ/逆光の6つのシーンモードから、最適なモードを選び出す「おまかせシーンモード」を用意。
最高ISO3200の高感度撮影も可能。そのほかにも、選択するとマクロモードとなりISO感度やフラッシュの発行禁止を行うことで、薄暗いレストランなどでも周囲を気にすることなく撮影できる「料理モード」などが用意されている。
再生時の機能としては「人物」や「動画」など任意の9カテゴリーから見たいものを表示する「オート分類再生」や、任意のフォルダーにアイコンを設定して写真を整理できる「お気に入り再生」などの機能が利用できる。
背面液晶は2.7型(約23万画素)で、本体サイズは約93(幅)×54.5(高さ)×23.5(奥行き)ミリ、約130グラム(本体のみ)。添付バッテリー「EN-El11」使用時の撮影可能枚数は約160枚(CIPA規格)。
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