マランツ、M-1デザインの“ピュアベーシック”新製品
マランツがM-1デザインの“ピュアベーシック”シリーズに、エントリークラスのプリメインアンプやCDプレーヤーなど7製品を追加。
マランツコンシューマーマーケティングは8月8日、“ピュアベーシック”シリーズにプリメインアンプやCDプレーヤーなど7製品を追加、8月下旬より販売開始すると発表した。販売されるのは、プリメインアンプ「PM5003」「PM7003」「PM8003」、CDプレーヤー「CD5003」、SACDプレーヤー「SA7003」「SA8003」、AM/FMチューナー「ST6003」で、カラーはシルバーゴールド。PM5003/CD5003/ST6003はブラックも用意される。
製品名 | 価格 | カラー |
---|---|---|
プリメインアンプ「PM5003」 | 3万5000円 | シルバーゴールド/ブラック |
プリメインアンプ「PM7003」 | 6万3000円 | シルバーゴールド |
プリメインアンプ「PM8003」 | 9万4500円 | シルバーゴールド |
CDプレーヤー「CD5003」 | 3万5000円 | シルバーゴールド/ブラック |
SACDプレーヤー「SA7003」 | 6万3000円 | シルバーゴールド |
SACDプレーヤー「SA8003」 | 9万4500円 | シルバーゴールド |
AM/FMチューナー「ST6003」 | 3万1500円 | シルバーゴールド/ブラック |
いずれも、フロントを3ブロックに分割し、ガラス繊維強化レジン製の曲面パネルでセンターのメタル素材を挟み込ことで、振動を分散させ不要な振動を吸収する「M-1デザイン」を採用。再生音の向上を果たした。
プリメインアンプ「PM5003」「PM7003」「PM8003」には、同社フラグシップモデルの「SC-7S2」にも採用されている電流帰還型回路を搭載し、ゆがみの低減や低インピーダンス化を実現しているほか、「PM7003」「PM8003」には高速電流アンプモジュール「HDAM-SA3」と同等の回路を組み込むことで、速度感のあるサウンドを実現しているという。
定格出力(4オーム)はPM5003が55ワット×2、PM7003とPM8003が100ワット×2。サイズはPM5003が440(幅)×104.5(高さ)×369.5(奥行き)ミリ/6.7キロ、PM7003が440(幅)×126.8(高さ)×368(奥行き)ミリ/10.5キロ、PM8003が440(幅)×129.8(高さ)×379(奥行き)ミリ/12キロ。
SACDプレーヤー「SA7003」「SA8003」には同社オリジナルのメカモジュールを搭載することで高S/Nを実現するほか、出力バッファには「HDAM-SA2」同様の回路を備えており、SACDに記録されている大容量の情報をスムーズに再生する。上位モデルのSA8003はフロントパネルにUSB入力端子を備えており、USBメモリやマスストレージクラス対応のオーディオプレーヤーに記録されているファイル(WMA/MP3/ACC/WAV)を再生できる。MP3/WMAを記録したCD-R/RWの再生も可能。サイズはSA7003が440(幅)×107(高さ)×339.5(奥行き)ミリ/5.9キロ、SA8003が440(幅)×108.5(高さ)×343.5(奥行き)/7.8キロ。
CDプレーヤー「CD5003」はドライブメカをセンターマウントするほか、CDプレーヤーのフラグシップモデル「SA-7S1」に搭載されているHDAM-SA2と同等の回路を採用している。ピッチコントロール/デジタル出力/ディスプレイ出力をそれぞれオフにすることでノイズをさらに低減させる「Audio EXモード」も用意されている。DACにはシーラスロジックの「CS4392」を搭載。CD-DAのほか、MP3/WMAを記録したCD-R/RWの再生も行える。サイズは440(幅)×104.5(高さ)×339.5(奥行き)ミリ、5.1キロ。
AM/FMチューナー「ST6003」は、AM/FMあわせて50局のプリセットが可能。プリセットした放送局にアルファベット/数字/記号ですきな名前を付けることもできる。最大120分から10分間隔で設定可能なスリープタイマーも備えている。フラッシャー入力端子も備えており、カスタムインストールにも対応できる。サイズは440(幅)×104.5(高さ)×341(高さ)、4.1キロ。
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