狭額デザインの新BRAVIA「X1シリーズ」
X1シリーズは、画質とデザインの両面に注力した製品。同社製映像エンジンの最高峰となる「ブラビアエンジン2プロ」を搭載し、一方で「F1シリーズ」の流れをくむ狭いベゼルを採用した。
X1シリーズは、「XR1シリーズ」と同じ「ブラビアエンジン2プロ」を搭載しつつ、「F1シリーズ」の流れをくむ狭いベゼルを採用するなど、画質とデザインの両面に注力したシリーズだ。画面サイズは52V型、46V型、40V型の3種類で、いずれも10月10日に発売される。
画面の下には空間を設けたフローティングデザインを採用。ベゼル部とスタンドはF1シリーズと同じ「サファイアブラック」で塗装されているが、スピーカーグリルは6色(シルバー、ブラック、レッド、ブラウン、ゴールド、ブルー)のカラーバリエーションを用意した。
「以前はボディー全体のカラーバリエーションを展開していたが、カタログや店頭で見た印象と自宅に持ち込んだときの印象が異なるというユーザーも多かった。今回は、いわばラインアクセント。ソファやカーテンなど室内のアイテムと色をそろえれば、テレビの自己主張は抑えながらカラーコーディネートができる」(同社)。
液晶パネルは倍速駆動の10ビット広色域パネル。これに組み合わせる「ブラビアエンジン2プロ」は同社製映像エンジンの最高峰で、独自のDRC(デジタル・リアリティー・クリエーション)技術の最新版「DRC-MFv3」を統合している。
DRC-MF-v3は、情報量の多い高周波部のノイズを低減しつつ、オブジェクト間の境界部分は精細感を向上させて自然な立体感を作り出す。また新たに1080pの信号フォーマットをサポート(従来は1080iまで)。既存のAV機器が出力する映像信号すべてに対して効果を発揮できるようになった。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | KDL-52X1 | KDL-46X1 | KDL-40X1 |
---|---|---|---|
サイズ | 52V型 | 46V型 | 40V型 |
パネル解像度 | 1920×1080ピクセル | ||
コントラスト比 | 3000:1 | ||
チューナー | 地上/BS/CS110度デジタルチューナー、地上アナログチューナー | ||
入出力端子 | HDMI×4(うち1つは側面)、D5×2、Sビデオ×1、コンポジット×3、D-sub 15ピン、光デジタル音声出力、USBなど | ||
外形寸法(スタンド含む) | 125.7(幅)×87.4(高さ)×34.6(奥行き)センチ | 108.9(幅)×76.5(高さ)×30.7(奥行き)センチ | 95.3(幅)×68.4(高さ)×27.9(奥行き)センチ |
重量(スタンド含む) | 43.5キログラム | 29.5キログラム | 25.5キログラム |
実売想定価格(オープンプライス) | 53万円前後 | 43万円前後 | 32万円前後 |
発売日 | 10月10日 |
関連記事
- 価格比較:エコポイント活用、ハイエンド機も充実の50V型以上テレビ価格一覧
50V型以上ともなると、各社のハイエンドモデルと録画機能付きテレビのオンパレード。プラズマテレビも選択肢が増え、画質・機能ともに充実した製品が並ぶ。 - ソニー、LEDバックライト搭載型や9.9ミリの最薄型など新「BRAVIA」4シリーズを発表
ソニーは8月28日、液晶テレビ「BRAVIA」の新製品4シリーズ8製品を発表した。“BRAVIA史上最高画質”や“世界最薄モデル”などバラエティに富んだラインアップ。10月10日から順次発売する。 - ワイヤレスで武装した“最薄”BRAVIA、「ZX1シリーズ」
BRAVIAの新ラインアップで最も特徴的な外観を持っているのが、「KDL-ZX1」。ディスプレイ部はわずか9.9ミリ厚、最も厚い部分でも27ミリと他社の“超薄型”並みとなる。しかもワイヤレス。 - “ブラビア史上最高画質”の秘密、「XR1シリーズ」
ソニーが発表した「BRAVIA」新製品の中でもアグレッシブに画質を追求したのが「XR1シリーズ」だ。 - スタイリッシュな戦略モデル、ソニーの新BRAVIA「F1シリーズ」
ソニーの新BRAVIA「F1シリーズ」は、スタイリッシュな薄型デザインが特徴的な液晶テレビだ。位置付けは「スタンダードモデル」ながら、倍速駆動などの高画質技術を継承。同社がオリンピック需要期を前に投入する戦略モデルだ。 - ソニー、高画質・利便性・デザインにこだわった新「BRAVIA」4シリーズ11機種
ソニーが、液晶テレビ“<ブラビア>BRAVIA”新製品4シリーズ11機種を発表。各種コンテンツに適した画質で再現する高画質機能、「ブラビアリンク」および「おき楽リモコン」の利便性・操作性向上、新デザイン、環境配慮型などが主な特徴だ。 - 撮像ボケを解消する新「モーションフロー」とは?
ソニーが発表した新「BRAVIA」のうち、4シリーズ10機種に搭載されたのが撮像ぼやけを補正するという新しい「モーションフロー」だ。どのような技術なのか。発表会の会場で話を聞いた。 - “省エネナンバーワン”のエコBRAVIA
ソニーが32V型液晶テレビとしては「業界No1」(同社)の省エネ性能を実現した液晶テレビ“BRAVIA”「KDL-32JE1」を発売。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.