“省エネナンバーワン”のエコBRAVIA
ソニーが32V型液晶テレビとしては「業界No1」(同社)の省エネ性能を実現した液晶テレビ“BRAVIA”「KDL-32JE1」を発売。
ソニーは6月17日、液晶テレビ“BRAVIA”の新製品「KDL-32JE1」を7月25日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は15万円前後。
バックライトの発光効率最適化とそれに起因する供給電圧低下、加えて、フィルムの光透過率向上によって、省エネ基準達成率232%、年間消費電力量86kWh/年、消費電力89ワットという、32V型液晶テレビとしては「業界No1」(同社)の省エネ性能を実現した。省エネ基準達成率とは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(通称 省エネ法)に基づいて製品ごと定められた年間消費電力量の基準値に対する達成率を表す数値で、32V型液晶テレビに関しては年間消費電力量200kWh/年が100%に相当する。
リサイクル材の導入も進められており、本製品より同社ではフィルム用のプラスチック材料のリサイクルも開始されている。こうした自社循環材を使用することで、新規材料を試用する際に比べ、製造段階の二酸化炭素発生料を約40%削減するという。
機能面では「KDL-32J1」と同等。画面サイズは32Vで解像度1366×768ピクセル。コントラスト比は2500:1、視野角は上下左右178度。描画エンジン「ブラビアエンジン2」を搭載しており、シーンに応じた画質を作り出す。画質モード「シネマ」や24P描写モード「24p True Cinema」なども備える。HDMIコントロール「ブラビアリンク」にも対応する。
スタンドを含むサイズは794(幅)×577(高さ)×242(奥行き)ミリ、15.5キロ。インタフェースとしてHDMI×2、コンポーネント×2、コンポジット×3、PC入力端子(D-Sub15ピン)などを備える。カラーはシルバーとシャンパンゴールドの2色を用意する。
関連記事
- “柄モノ”な液晶テレビ、BRAVIA M1「プレミアムエディション」
ソニーがパーソナル向け液晶テレビBRAVIA M1シリーズに「プレミアムエディション」を追加。液晶テレビとしては極めて珍しい“柄モノ”デザインだ。( - ルックスと機能で選ぶ、自分だけの液晶テレビ:部屋の“カラー”を決めるBRAVIA「M1」
ソニーのBRAVIA「M1シリーズ」は、ポップなスタイルと豊富なカラーバリエーションを持つパーソナル液晶テレビ。単に大型テレビをスケールダウンしたような製品が多い中、明らかに小型テレビのために設計されたデザインだ。その外観と機能性をチェックしていこう。 - ソニー、ブラビアリンク対応のCD/DVDプレーヤー
ソニーはブラビアリンク対応のCD/DVDプレーヤー「DVP-NS700H」を4月上旬に発売する。同社製液晶テレビの新シリーズと組み合わせた場合、テレビに付属する「おき楽リモコン」だけで操作できる。1080p出力まで対応できるアップスケーリング機能も備えた。 - スタイリッシュな戦略モデル、ソニーの新BRAVIA「F1シリーズ」
ソニーの新BRAVIA「F1シリーズ」は、スタイリッシュな薄型デザインが特徴的な液晶テレビだ。位置付けは「スタンダードモデル」ながら、倍速駆動などの高画質技術を継承。同社がオリンピック需要期を前に投入する戦略モデルだ。(2008/2/25) - ソニー、ブラビアリンク対応のフロントサラウンドシステム
ソニーが32V〜46Vのブラビアに適したTVラック型シアターシステム「RHT-G900」を発売。ワンボディに5.1chシステムを内蔵しており、気軽にサラウンドを楽しめる。 - ソニー、高画質・利便性・デザインにこだわった新「BRAVIA」4シリーズ11機種
ソニーが、液晶テレビ“<ブラビア>BRAVIA”新製品4シリーズ11機種を発表。各種コンテンツに適した画質で再現する高画質機能、「ブラビアリンク」および「おき楽リモコン」の利便性・操作性向上、新デザイン、環境配慮型などが主な特徴だ。 - ソニー新「BRAVIA」に自社リサイクル材を採用
ソニーが発売する「BRAVIA」新機種に、自社で循環再生したプラスチック材を採用した。過去に販売したトリニトロンテレビが再生され、BRAVIAの一部部品に使われる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.