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パイオニア、EXシリーズの技術を受け継ぐ新スピーカー「SERIES 8」
パイオニアは、「EXシリーズ」の思想と技術を継承しつつ、欧州のデザイントレンドを取り入れたという新しいスピーカー「SERIES 8」を10月下旬に発売する。トールボーイ、ブックシェルフなど3製品をラインアップ。
パイオニアは9月8日、同社の高級スピーカー「EXシリーズ」の思想と技術を継承しつつ、欧州のデザイントレンドを取り入れたという新シリーズ「SERIES 8」を発表した。フロア型、ブックシェルフ型など3機種を10月下旬に発売する。
型番 | 概要 | 価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|
S-81 | 4Wayトールボーイフロア型 | 22万円(1台) | 10月下旬 |
S-81B-LR | 2Wayブックシェルフ型 | 15万円(2台1組) | 10月下旬 |
S-81C | 3Wayブックシェルフ型 | 16万円(1台) | 10月下旬 |
CP-81B | S-81B-LR専用スピーカースタンド | 10万円(2台1組) | 10月下旬 |
EXシリーズに続き、パイオニアグループの日本および欧州のエンジニアがインターナショナルなプロジェクトチームを結成して開発したスピーカー。随所にEXシリーズの技術が継承されている。
例えばS-81とS-81Cには、EXシリーズのコアテクノロジーであるCST(Coherent Source Transducer)ドライバーの技術思想を受け継ぎ、新たに開発した同軸スピーカーを搭載。アラミド振動板ユニットの中央にチタンドームツィーターを配置して、集中音源からスムーズに音を放射するという。
ツィーターにはEXシリーズと同様、超高域再生技術「HSDOM」(Harmonized Synthetic Diaphragm Optimum Method)を採用し、高域再生限界を50kHzを実現。新開発の13センチウーファーもアラミド織布とカーボン不織布を積層構造にした「アラミドカーボン複合振動板」を採用するなど、素材や構造の・細部までEXシリーズの技術を用いた。
主な仕様は下記の通り。
型番 | S-81 | S-81B-LR | S-81C |
---|---|---|---|
型式 | フロア型 | ブックシェルフ型 | ブックシェルフ型 |
構成 | 4Way(13センチコーンーファー×2、同軸13センチコーン型ミッドレンジ、同軸2.5センチドーム型ツィーター) | 2Way(同軸13センチコーン型ウーファー、同軸2.5センチドーム型ツィーター) | 3Way(13センチコーン型ウーファー×2、同軸13センチコーン型ミッドレンジ、同軸2.5センチドーム型ツィーター) |
インピーダンス | 6オーム | ||
再生周波数 | 30Hz〜100kHz | 40Hz〜50kHz | 40Hz〜50kHz |
外形寸法 | 267(幅)×1190(高さ)×295(奥行き)ミリ | 190(幅)×350(高さ)×295(奥行き)ミリ | 560(幅)×212(高さ)×295(奥行き)ミリ |
重量(1台) | 25.8キログラム | 7.9キログラム | 14.5キログラム |
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