レビュー
全方位の進化を果たしたパナソニック「DMR-BW930」(前編):画質だけじゃない(2/5 ページ)
パナソニックのBlu-ray Discレコーダー「DMR-BW930」。長時間録画やBD再生画質に注目されがちな同機だが、細かく見ていくと、まるで同社の底力を見せつけるかのように全方向の進化を遂げていることが分かった。
ほぼ全面的に改良されたユーザーインタフェース
数年に一度しか大きな改良がないという点で、ほかの機能より重要といえるのが、ユーザーインタフェースだ。DIGAシリーズのデジタル放送世代の製品ではトップメニューを大幅に絞り込んだメニュー構成を採用し、モデルチェンジごとに小さな改良を続けてきた。本機ではトップメニューを「スタートメニュー」と改めて項目数を拡大し、メニュー階層を下まで辿らなくても、より多くの機能を呼び出せるようになった。また、BD/DVDメディアやSDメモリーカードがセットされている場合にはスタートメニューにそれぞれのメディアにアクセスする項目を追加表示することで、ドライブ切替操作をほとんど不要としている。
スタートメニューは8項目。静止画、音楽、ビデオカメラの動画再生も手軽に利用できるように項目が追加された。新機能となるアクトビラも重要な機能と位置付けているのが分かる(左)。2階層目の項目などは旧モデルから大きくは変更されていない(右)
従来機と同様、音楽CDをHDDに録音できる。記録はSDオーディオ準拠のため、SDメモリーカード(アダプタを付けたminiSD/microSD含む)にダビングして同社のSDオーディオプレーヤーやSDオーディオ対応携帯電話で持ち出すことも可能だ
デザインが少々古めかしくなっていた録画番組一覧はデザインを一新。画面横幅を一杯に使った一覧となり、全てに静止画サムネイルが追加された。フォーカスしている番組の動画サムネイルが画面左上に表示されるのは旧モデルと同じだが、同時に拡大表示して番組名がより見やすく、詳細な情報が確認できるようになった。
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