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クリプトン、CD以上音質の24bit/96kHz配信サービスを開始
クリプトンは、CDを越える音質での配信サービスを6月より開始する。カメラータ・トウキョウとの協業で、クラシックやジャズを配信する。
クリプトンは、CDを越える音質での配信サービスを6月より開始すると発表した。サイト「KRIPTON HQM STORE」を立ち上げ、カメラータ・トウキョウとの協業で、クラシックやジャズを年内に20タイトルほど提供する計画。価格は1タイトル3000円前後となる見込み。
同社はスピーカーを中心としたオーディオ機器およびアクセサリーメーカーだが、企業や学校向けのe-ラーニングシステムも手掛けており、ネットワーク配信に関する技術的ノウハウも多く蓄積したことから、音楽配信事業に参入することにしたという。
配信のファイル形式はFLAC。不正コピーには電子透かしによるトレーサビリティで対応する。量子化ビット数/周波数は基本的に24bit/96kHzにする方針で、16bit/44.1kHzの音楽CD(CD-DA)を大きく上回る。
再生については、High Definition Audioに対応したPCならば再生ソフトを問わずに再生が行えるほか、保存したデータをNASなどに蓄積し、Linn「KLIMAX DS」などネットワークプレーヤーで再生することもできる。
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