iPodやPCの音をデジタル出力、オンキヨーがデジタルメディアトランスポートを秋に発売
オンキヨーは、iPodのドックコネクタを介してデジタル音声信号を出力できるデジタルメディアトランスポート「ND-S1」を秋に発売する。
オンキヨーは7月31日、デジタルメディアトランスポート「ND-S1」を発表した。iPod用のドックコネクタを備え、ダイレクトにデジタル音声信号を出力できるトランスポート。2009年秋に発売する予定だが、価格や発売日などの詳細は後日正式に発表するとしている。
iPod、PC、SYNCの3モードを搭載。iPodの場合は、16ビット/44.1kHz、48kHzのデジタル信号をS/PDIF出力する(光、同軸)。iPodのビデオ信号は、コンポジット端子で出力できる。光・同軸デジタル入力端子を備えたアンプなどと組み合わせれば、減衰のないデジタル信号で音楽を楽しめる。
一方のPCモードではUSBオーディオとして機能。PCの音声データを16ビット/32kHz、44.1kHz、48kHzで出力できる。またND-S1を介してiPodとiTunesの同期が可能(SYNCモード)。すべてのモードでiPodの充電が行える。
外形寸法は、205(幅)×175(奥行き)×34(高さ)ミリ。重量は530グラム。iPodの操作やモード切替が行える専用リモコンが付属する。
対応iPodは、第1〜第2世代の「iPod touch」、iPod classic、第2〜第4世代のiPod nano。第5世代iPodおよび第1世代iPod nanoは、再生中にiPod本体のクリックホイールが機能しなくなるとった制約が生じる(リモコンで操作可能)ほか、ビデオコンテンツや画像のスライドショーには対応していない。
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