失敗しない小型LED電球の選び方(1) 東芝ライテック「LDA4L-E17」:節電体質の家にしよう、E17口金編(2/2 ページ)
前回まではもっとも一般的なE26口金に対応したLED電球を紹介してきたが、今回からはE17口金に対応したLED電球を取り上げる。第1回は、東芝ライテックの“E-CORE”「LDA4L-E17」。密閉形器具に対応しているため、幅広い使い方ができるミニタイプLED電球だ。
まず洗面所では、白熱灯(40ワット)と比較している。この洗面所は鏡に近い場所にあるE17口金の照明とは別に、もうひとつメインとなるE26口金の照明が入口付近に付いているが、今回の撮影ではE26の照明は点灯させず、E17だけを点灯した状態で比較した。
明るさは白熱灯と比べてほとんど変わらない。メイン照明と組み合わせれば十分な明るさだが、この照明だけでは顔の手入れや化粧をするときに暗さを感じる。色味はかなり黄色く、このあたりは人それぞれで好みが分かれるだろう。
次は和室で木製スタンドに取り付けてみた。比較に使ったのは白熱灯の25ワットタイプだ。床の影を見ると、白熱灯が下側にも光が回っているのに対して、LDA4L-E17のほうは光が上方向に偏っていることが分かる。部屋全体の明るさは白熱灯を上回っているが、光の広がり方が少し物足りない。ここでもやはり黄色さが目立つが、和室には合うと思う。
最後に洋室のテレビの裏を照らす間接照明として使ってみた。比較に使用したのは白熱灯の40ワットタイプだ。明るさは十分だが、ラックの影が白熱灯に比べるとくっきりとし過ぎており、柔らかさには欠ける。
コストパフォーマンスの高さが魅力
LDA4L-E17は、E17口金タイプの中でもコストパフォーマンスに優れており、洗面所や洋室の間接照明など、補助的な使い方には適している。色味は黄色が濃いのが少し気になるが、この点に納得できるならおすすめだ。
密閉形器具が手元になかったので残念ながら検証はできなかったものの、幅広い使い方ができるのは確か。ただし、配光角はとくに広いというわけではないので気を付けよう。まず手頃な価格のE17口金タイプを1つ買ってみようという人に注目してほしい。
関連記事
- シチュエーション別、LED電球“使える”ランキング
今回は特集の締めくくりとして、各社のLED電球のおすすめベスト3を紹介しよう。シチュエーション別にランキングをまとめたので、これを参考に自分の用途に合わせて最適なLED電球を選んでほしい。 - 失敗しないLED電球の選び方(10) パナソニック“EVERLEDS”「LDA7L-G」
最後に紹介するのはパナソニックの「EVERLEDS LDA7L-G」。今年3月に発売されたばかりの最新モデルで、白熱灯に匹敵する300度の配光角が特長だ。この製品ついて詳しくリポートしよう。 - 失敗しないLED電球の選び方(8) 東芝ライテック“E-CORE”「LDA9L」
今回紹介するのは東芝ライテックの「E-CORE LDA9L」。従来よりもコンパクトになり、明るさも増したこの最新モデルについて詳しくリポートしよう。 - 失敗しないLED電球の選び方(6) 東芝ライテック“E-CORE”「LDA7L」
今回紹介するLED電球は東芝ライテックの“E-CORE”「LDA7L」。明るさと発色の良さが魅力のこのLED電球について使用感をリポートしよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.