名建築がブロックに! レゴ アーキテクチャー「グッゲンハイム美術館」:橘十徳の「自腹ですが何か?」(2/2 ページ)
今回紹介するのは、「レゴ アーキテクチャー グッゲンハイム美術館」。あの「レゴ」の建築物シリーズの1つで、フランク・ロイド・ライトが手がけた有名な美術館を見事に再現した大人向けのブロックだ。
らせん構造の部分は簡略化
下部は平らなブロックが多く、間違えて違う場所に差し込むと抜くのが厄介そうだ。土台ができあがったら次は上の部分だ。四角いブロックの中に、少しずつ曲面を持つブロックが混じってくる。また、黄土色パーツを数多く積み上げて四角いビルの部分も再現している。
ブロックを中くらいの高さまで積み上げると、らせん構造の円形部分を取り付けるための支柱のような黒い棒を立てる。そのあとは同じ直径の円形パーツを6枚重ねていく。レゴのほうは円形パーツを平行に重ねただけでらせん構造にはなっていなくて、このあたりにはブロックの限界を感じる。実物とは少し違うのでこだわる人は物足りないかもしれない。
円形パーツを黒い棒に挿したら、上からさらに小さい円形パーツを重ねてフタをするようにして固定する。あと別の場所に小さな円形パーツも取り付けて、さらに仕上げとして黄土色のパーツで四角い建物の部分を完成させればできあがりだ。
説明書の図がかなり分かりやすいので、レゴを組み立てるのが久しぶりのワタクシでも1時間とかからず完成させることができた。意外と短時間で作れるので驚いたが、けっこう達成感を感じられる。
手軽に作れる粋なオブジェ
完成した小さなグッゲンハイム美術館を色々な角度から見ると、なかなか趣深い。カラーリングがシンプルなぶん、建物のフォルムがよく分かる。この手の建築物を好きな人からすればたまらない製品だと思う。
このまま黒いパッケージの上にのせて飾ってもいいし、透明ケースに入れて飾るのもいいだろう。レゴのキットとしては手軽に作れるほうだし、幅広い人におすすめできるオモチャだ。さりげなく部屋に飾っておくとなかなか粋なオブジェになる。
ちなみに「レゴ アーキテクチャー」シリーズには、「グッゲンハイム美術館」のほかに「カウフマン邸/落水荘」や「エンパイア・ステート・ビルディング」、「シアーズ・タワー」などが用意されている。1つ作ると次が作りたくなる不思議なキットだ。願わくば、もう少し価格が下がるとありがたいが、まだ日本では出回り始めたばかりで仕方ないだろう。今後の実売価格の下落を期待したいものである。
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