失敗しないLED電球の選び方、シャープ“ELM”「DL-LA41N」:E26、昼白色/昼光色(2/2 ページ)
今回紹介するのはシャープの“ELM”「DL-LA41N」。昼白色のLED電球の中ではもっとも価格の安いこのライトは密閉器具にも対応しており、さまざまな場所で使えるお買い得モデルだ。
比較に使ったのはパナソニックの「パルックボール スパイラル 60形(昼光色)」で、全光束730ルーメンというスペックだ。
青みがかった電球形蛍光灯に比べて自然な色味で、明るさも十分だ。タンクの色もさわやかで清潔そうに見える。
廊下も電球形蛍光灯に比べて明るく、床のフローリングの色も暖かい雰囲気だ。光の広がりもこれくらいのスペースなら十分だ。
トイレや廊下と違い、電球形蛍光灯よりも明るさが物足りない。中央部に比べて壁が暗く沈んで見える。
テーブルの上(直下照度)に限れば明るさは十分だ。リンゴの黒い影が濃く出ているが、色味そのものはグレープフルーツやオレンジなどの黄色が鮮やかに見える。
全体的に光の広がりが感じられる。フローリングの木目は自然な発色で、電球形蛍光灯よりも落ち着いた雰囲気だ。
フローリングの色が良く木目の多い部屋におすすめ
同価格帯の中では突出した特長のないDL-LA41Nだが、フルーツなどの発色が自然で、壁の白もくっきりと見える。実売価格が同じNECの「LDA8N」やパナソニックの「LDA6NH」と比較すると緑色っぽさが少なく、フローリングの茶色が濃く見える感じで、木目の多い部屋には向いていると思う。
光の広がりは狭い方ではないが、全光束が低めなのでリビングなどの広いスペースには少々厳しく、トイレや廊下などの場所で使うのがいいだろう。DL-LA41Nはシャープの白色系LED電球のラインアップ中、最安のモデルとなるが、そのコストパフォーマンスの高さは大きな魅力と言えるだろう。密閉形器具にも対応しているので、浴室などに使っても良いと思う。
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