失敗しないLED電球の選び方、東芝ライテック“E-CORE”「LDA8N-G」:E26、昼白色/昼光色(2/2 ページ)
東芝ライテックの“E-CORE”「LDA8N-G」は、独自の「マルチ拡散グローブ」の採用により、従来のLED電球よりも広い配光角を実現した昼白色のLED電球だ。
緑色が少なめで自然な色合い
それでは実際に取り付けた印象をリポートしよう。今回はトイレ・廊下・リビング(和室)・リビング(洋室)4パターンで電球形蛍光灯と比較した。比較に使ったのはパナソニックの「パルックボール スパイラル 60形(昼光色)」で、全光束730ルーメンというスペックだ。
全光束が580ルーメンということで、今まで紹介してきた500ルーメン以下のスタンダードクラスのLED電球よりも明るく見える。配光角が広いためか、壁の上部付近も十分に明るい。
木目が明瞭(めいりょう)で温かみを感じさせる白さだ。緑色もあまり感じられずちょうどいい。奥のドア入り口上部が暗くなっているのが気になるが、全体的には十分な明るさだ。
スタンダードクラスのLED電球に比べるとかなり明るく感じる。光が包み込むように部屋全体を照らしており、天井にも十分光が当たっている。編み紐式のシェードで光が全方向へと照射される器具だけに、配光角の広いLDA8N-Gには適したシチュエーションだ。
リンゴなどフルーツのツヤがきれいに出ており、色合いも自然な雰囲気だ。テーブル上の明るさも十分である。
廊下と同じように、木目の床が明瞭に見える。天井付近もきれいに光が当たっており、部屋全体が明るくなったようだ。
明るくさわやかな色合いで幅広い用途に使える1本
スタンダードクラスのLED電球よりも全光束が高いLDA8N-G。配光角が広いので直下照度は500ルーメン以下の電球とそれほど変わらないかと予想したが、トイレや廊下などの狭いスペースでもけっこう明るさの違いを感じられた。
500ルーメン以下のLED電球では明るさの点で不満だった和室については、配光角の広さを存分に生かせるシチュエーションだけに、「LDA8N-G」のほうが断然明るく見える。また、洋室でも500ルーメン以下のクラスよりはかなり明るく見えるが、これは全光束の違い以上に、天井付近の壁に十分光が回っている点が大きい。
色味については、昼白色の中では緑色が控えめで自然でさわやかな印象。夏場のリビングに使えば涼しげな雰囲気を演出できるだろう。密閉形照明器具にも対応しており、浴室など幅広いシチュエーションで使える1本だ。
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