インテリアになる新感覚iPodオーディオ、ヤマハ“Restio”「ISX-800」:自立式
インテリアのトレンドに向けた新提案。ヤマハは、iPodドックを備えたオールインワンタイプオーディオ“Restio”(レスティオ)「ISX-800」を9月下旬に発売する。
ヤマハは9月15日、iPodオーディオの新製品として“Restio”(レスティオ)「ISX-800」を発表した。正方形の本体に、iPodドックやCDプレーヤー、アンプ、スピーカーなどを内蔵。付属のスタンドを取り付ければ、自立式のスリムなオーディオシステムになる。9月下旬にブラック、パープル、グリーン、ホワイトの4色を発売する。
ヤマハでは、「棚などの大型家具を減らし、スペースをゆったりと使うインテリアのトレンドに向けた新提案」と話しており、インテリアショップや家具店といった非電器流通を中心に展開する計画。価格は8万8000円で、合わせて壁掛け金具「AT-800」(1万2000円)も用意する。
本体上面にデジタル接続のiPodドックとスロットイン式のCDプレーヤーを装備。ほかにもUSBメモリーに保存した楽曲を再生できるUSBポート、FM/AMラジオ、アナログ外部入力など多彩な音源に対応する。
内蔵のアンプは15ワット+15ワットで、ステレオスピーカーを搭載。10センチウーファーと3センチソフトドームツィーターを用いた2Way4ユニット構成となっている。
またDSP処理による「Extended stereo」を採用しており、一体型でありながら、音のセパレーションを確保して広がりのある音を実現したという。また圧縮音源に低音域の量感や高音域の伸びを付加する独自の「ミュージックエンハンサー」や3バンドのイコライザーも備えた。「Hi-Fiではないが、ゆったり聴けるチューニングにした。」(ヤマハ)。
リビングルームの時計代わりに使えるクロックアラーム機能も備えた。2パターンの時刻表示や2段階の輝度調整、さらに部屋の明るさに応じて輝度を自動調整するモードを用意。アラームには好きな音楽ソースを設定できるほか、設定時刻の3分前から曲の再生を始め、ゆっくり音量をアップしていく「インテリアアラーム」とした。再生開始の直後には、人間がストレスを感じやすい高周波帯域をカットして快適な目覚めに導く。ただし、それでも起きない人のため、最後にはビープ音が鳴る仕組みだ。
スタンド込みのサイズは、410(幅)×295(奥行き)×997(高さ)ミリ、重量は約12キログラム。
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